あまりの暑さでさすがに本日は家で倒れておりました。
明日はお出掛けなんだよなー、同じくらい暑いそうじゃないですか。
これがボクの好きな女の子とデートとかだったら喜んで出掛けていくものを。(そして「暑いから室内の方がいいよ」と言ってホテルに連れ込むのは常套手段)
ボクもどこかで出演した「893239」の舞台化で、秋に行われる「壊れゆく時を越えて」の会場である新宿ACB会館が先日ムフフに使用したラブホの隣であるとか、ボクが子役タレントの追っかけをしてた時に桂亜沙美ちゃん出演のミュージカル(アルゴ)を観たことがあるとか、何かと面白いことになってるんです。
そんな「壊れゆく時を越えて」の情報はこちら!(ボクは出演しませんけどw)
http://movie20.jp/modules/bulletin1/article.php?storyid=5
さて、オーケストラ公演が夏枯れでコンサートゴーアーとしては寂しい時期に突入しましたが、そんな中、唯一のまともな公演があったので行って参りました。
大野和士 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 2007年8月10日[金]19:00 東京オペラシティコンサートホール
[出演] 大野和士(Cond) 小山実稚恵(Pf) 東京フィルハーモニー交響楽団
[曲目] ・R.シュトラウス:交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》 ・ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21 ・ベルリオーズ:幻想交響曲〜ある芸術家の生涯のエピソード〜 op.14
東フィル主催公演ではなく、「東京オペラシティ開館10周年記念公演」というオペラシティ主催公演だったので、結構宣伝が地味だった割にはアッという間に完売。さすが、次世代の大物大野和士。
しかし「まともな公演」と言いつつ、「名曲で並べました」みたいなプログラムなので、せっかくの大野/東フィルなら昨年のベルリオーズ「ロメオとジュリエット」みたいなのをやって欲しいものだが。
席が4列目なので座席に向かうと、前2列が取り払われていたので実質的に2列目に。しかもほぼ中央!最近、前の方を陣取るクセがついてしまい、首が痛い。
前の方のメリットとしては、 ・直接音が聴ける ・指揮者の動きがよく分かる ・奏者最前列の人の動きがよく分かる
デメリットとしては、 ・首が痛くなる ・ブレンドした音響を楽しめない ・後列の奏者が全く見えない
などが挙げられよう。
今回も一曲目の「ティル」から、ハッキリした造形に非常に感心するも、なんというかJBLの大型スピーカーの前で聴いているような圧迫感を感じるのである。NHKホールのような場所ならいざ知らず、オペラシティでモダンオケなら、7,8列〜20列目あたりまでが良いのではないか。
2曲目のショパンではソリストに小山実稚恵が登場。この人、大野先生と同級生だったんだ、へぇ。
ピアノを前に置いたため、オケがやや後ろに引っ込む。ボクの位置からだとむしろ音がまろやかになって、非常に耳障りの良い感触が味わえた。
反面、タッチが荒いわけではないのにピアノの音は全てが強く響きすぎ、上手さは堪能しつつも「もっと後ろで聴きたかったなー」と思った。
しかしこの人のピアノは良いのではないか。 女流ピアニストにありがちな「弱々しさ(繊細さとは似て非なるもの)」、または「男性に負けてはならぬ!」とでも言いたげな「乱暴さ(豪快さとは似て非なるもの)」もない。感情は入れながらも力んだ様子はなく、明瞭なタッチが実に良かった。先日読響で聴いた辻井君の緩めのタッチとは正反対のアプローチといえよう。(あ、「いえよう」使っちった)
ていうか、ショパンの「1番」のつもりでいたら「2番」だったので心の中でズッコケた。
この曲が大喝采だったので「今日の白眉はコレか」とか思ってたら、このあとトンデモないことに!
ベルリオーズの「幻想交響曲」は有名な曲だし、確かにベートーヴェン「第9」の6年後に書かれたとは思えない斬新さがあるし、素晴らしい曲だとは思うのだが、ベルリオーズといえばこの曲ばかりなので、「ロメオ」、「ファウストの劫罰」、「レクイエム」なんかもやって欲しいのだが。
とか言いながら、実演では初の「幻想」。CDでも愛聴するほどのものがなく、いまいちのめり込めなかったんである。
が、今日の演奏で初めて「幻想」に開眼。いやぁ、とにかく凄いのなんのって。凄いのを「凄い」という言葉以上に表す言葉が無くて残念なほど。
指揮が大野先生だからかどうか分からないが、東フィル自体がまるで3ランクくらいアップしたようなスーパーオケに変身。東フィルはたまーにそういう事があるので期待はしていたのだが、まさかここでそうなるとは。
もともと他のオケ(都響とか、都響とか、都響とか)のように「良い時は良いけど、グダグダな時は目も当てられない」という事も無く、ダメならダメなりにやる気だけは見せてくれるオケではあるけれど。でも、今回はそれにしても良かった。
あまりにも良すぎて管楽器がやや無表情に聴こえる場面もあったが、それも高いレベルの上でのこと。「ホルンがコケた」と書かなくていいことの幸せといったら。(あ、書いちゃったw)
コンマスが荒井さんでなかったので一抹の不安があったが、弦をブチ切らせてしまうほどの迫力で(その時にフォアシュピーラー女史がアタフタしてたのがバロスw)、しかしこの人、たまに客席睨むから嫌い。
第5楽章の追い込みでは、CDではここがいつも思ったより盛り上がらないので曲全体が煮え切らない印象になってしまっていたのだが、大野先生、ウルトラハイテンションで煽っていく。うおあ、これではある芸術家もサバトの夢から逃れられまい(←意味不明)。
チョン先生の時の「イドメネオ」も非常に良かったが、今回のも素晴らしかった。どっちも東フィルか。チケット、取っておいて良かったなぁ。
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