思い起こせば一昨年の末に思い立ってBCJの年間定期を購入したのがようやく全公演終演となるワケです。
そんなワケで、今年度のBCJ定期のラスト公演に行ってきました。
第75回定期演奏会 J.S.バッハ:教会カンタータシリーズ Vol.48 〜ライプツィヒ時代1725年のカンタータ 6〜 2007年2月12日(月・休) 15:00
*コンチェルト・パラティーノ&今井奈緒子によるオープニング演奏もございます
J.S.バッハ: 《われは善き牧者なり》 BWV85 《人びと汝らを除名すべし》BWV183 《げに神はかくまで世を愛して》 BWV68 《彼はおのれの羊の名を呼びて》 BWV175 《神は頌むべきかな!いまや年は終り》 BWV28
キャロリン・サンプソン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー) ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス) コンチェルト・パラティーノ(コルネット&トロンボーン) ディミトリー・バディアロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ) 今井奈緒子(オルガン) * 鈴木雅明(指揮)
「今日はパイプオルガン開いてないなー、今井先生の演奏はないのかなー」と思ってたら、何やら管楽器の外人さん4人と今井先生、若松先生が登場。
全然気にしてなかったが、この管楽器の外人さんは「コンチェルト・パラティーノ」というグループの人達で、なんと、神戸では寺神戸さんと鈴木優人クンを従えてコンサートを開くそうだ。東京でもやっとくれorz
曲はG.B.ブオナメンテ、ブクステフーデ、バッハ。オープニング・コンサート扱いなので実にリラックスした雰囲気で、若松先生が立ってリズミカルにヴァイオリンを弾く姿が印象的でした。
さて、オープニング・コンサートも無事に終わり、いよいよメンバー登場・・・という時に、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラのディミトリー・バディアロフが途中まで出掛かってまた引っ込んだのにはワロス。一曲目には登場しないんだな。(誰か教えてやれよw)
このディミトリー・バディアロフさん、以前にもカーテンコールで空気読み違えて出掛かって、気がついて引っ込もうとした所で鈴木先生に呼び止められて再登場したりという事があったので、なかなかのうっかりやさんのような気がしないでもないが、スパラの第一人者なので侮りがたし。
初めてスパラが登場した時は大々的に「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラが」と書かれたものだが、今回は普通に溶け込んでる感じ。今後は定期的に使うのかしらん?>スパラ
2曲目からは登場のあったスパラだが、見慣れないのでインパクトはあるが、音色はヴィオラを太く、響きはチェロを小振りにといった感じで、BCJはコンティヌオの役割がハッキリしてるからいいけど、楽器としての存在意義としてはちょっと考えちゃうかなー。
今回のソロは全て外国人で、定番かつベストともいえる布陣。
相変わらず皆さん安定しているが、昨年の「マタイ受難曲」ではゲルト・テュルクが神懸り的に凄かったので、「安定している」というのはむしろ物足りなさを感じるくらい。贅沢な物足りなさだな。
実は「物足りない」と感じる要因がもう一つあったりする。
今回は全編に渡ってしみじみ感が強く、「この厳かさはなんだー」と思っていたのだが、アレだ、打楽器が今回は無いんだな。(←そんな簡単な理由かよ)
かといってメリハリが全くないワケでもなく、「彼はおのれの羊の名を呼びて」での「陽」を感じさせるリコーダーは秀逸でした。コルノの島田さんは、んー、ちょっとうるさかったかな。(座席が前過ぎたというのもあるけど)
それにしても、BCJは客のレベルが相当にいい。たとえ半分でも、こういう真摯な態度がN響の自分勝手な老人たちにあれば。勿論、ガサッと音がしたり、パンフを落とす音があったりと完璧ではないのだが、絶対数が違うんである。それが「音楽性から」なのか「宗教がらみだから」なのかは分からないが、静かに音楽に浸れる空間が、ここにはある。
終演後に鈴木先生のサイン会があったのだが、尊敬レベルで好きだったりするので、恥ずかしくてとっとと会場を出てしまうボクでした。うーん、直接会釈を交わしたことはあるんだがなー。緊張して「エヘヘ、エヘヘ、どーも。ヘラヘラ」という感じで終わってしまいそうな気がorz
まぁ、来年度の定期会員にもなっているので、チャンスはあろう。
そして、その後に向かった渋谷で大きなドラマがっ!!!
(以下、後編に続かない)
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