「小一時間さん(仮名)とは普通に食事に行くしデートするよっ!」と言われてご満悦なボクが来ましたが、何か?(←単細胞)
それにしても、アクセス解析を見てみたら「アンサンブル・ジェネシス」という検索ワードで来られた方がいらっしゃって、先日の公演には行ってないので申し訳ない限り。本当にスミマセン、中丸まどかちゃんも出てたのになぁ!(検索ワードはなかなか面白いので、そのうちネタにしてみます)
そんな申し訳なさはさておき(をい)、いよいよ定期公演再開の時期となりましたので、久し振りにNHKホールに行って来ました!
第1575回 Concert No.1575 9月9日(土)開演03:00 PM Sat 09 Sep 03:00 PM 指揮:若杉 弘 Hiroshi Wakasugi, conductor
N響創立80周年記念 正指揮者シリーズ ウェーベルン/パッサカリア 作品1 マーラー/交響曲 第9番 ニ長調
ものすごーく期待するような内容でも無かったのだが、「ある程度はよくやってくれるのではないだろうか」という微妙な期待度65%でチケット入手。1FのA席最前列が取れたので、まぁ、座席的には問題なし。今度は2Fの最前列も試してみたいものだ。
本番前の「室内楽コンサート」も聴きたいのでちょっと早めに玄関に向かうと、既に10数名のおじさんおばさんが列をなしている。開場の40分前だというのに、老人とは時間と体力が有り余っているものなのだな・・・
開場15分前頃に後ろに並んでいたじじいが係員を見つけて「開けろー!」と怒鳴り声をあげた。暑くて疲労するのは分かるが、文句言うならゆっくり後から入れ。下品すぎて辟易した。セレブなワタクシには堪えられません言葉遣いでしたわよ、おほほほ。
その間に会場入りするまろ(篠崎さん)を目撃。 「今日のコンマスはまろかー、良かったー」と胸を撫で下ろす。そういえば、ラッキーな事に今年は堀さんは一回も見てないや。それにしてもしかし、まろの燕尾服の内側の柄はなかなか凄いのだが、私服のセンスもなかなか凄い。普通に道で出会ったらとても堅気とは思えないだろう。さすが、N響のコンマス。
ようやく開場時間となり、北側ロビーに小走りで向かう。これまでは奥の面にステージがあったのだが、今回は左側にステージがある。これだとイスが横に長く取れるようになり最後尾までの距離が短くなるので、間近で見られる人が増えるという配慮だろうか。
で、こともあろうに、ナゼか最前列の中央の席がスポットのように空いていたので、いとも簡単にGET。正直、焦った。
今回はプロコフィエフの「五重奏曲ト短調作品39」から(多分、1,2,5,6楽章・・・だったよーな)。
知らない曲だったが、いやー、実に真面目にキチッと演奏するもんだから、初めて聴くリファレンスとしてはいいかもしれない。ヴァイオリンの青木さんが女性の割には(差別的な発言で失礼)、結構アグレッシヴに果敢に攻めにいった演奏で良かった。あと、オーボエの和久井氏の横顔が男前で良かった。(←そういう評価かよw)
そして、いよいよ本公演。
若杉弘は一昨年、新国立劇場で「椿姫」(オケは東フィル)を振ったのしか聴いた事がないのだが、なかなか堅実な指揮振りで、うるさくならず、「さすが年の功、年季が違う」という感じではあった。
一曲目のウェーベルンの「パッサカリア」は確かどこかで聴いたことあるような気がするが、忘れた(多分、誰かのCDで聴いただけ)。「シェーンベルクの弟子でどーのこーの」という説明の割には馴染みやすい曲で、特に好きになったワケではないが良かったと思う。演奏の物理的な音の圧力もしっかりと耳に届き、座席的にも間違いではなかったかと。
それはともかく、隣に座ったヤツがずっとアゴのあたりをサワサワいじっててウザかった。「うるせーぞ、ゴラァ!」的に睨んでやったら、どうやら皮膚病のご様子orz
貧乏ゆすりとか、ヘンな拍子取ってるとかだったら注意するんだが、これではなぁ!言い辛いなぁ!
それでも注意を促すように時々ガン見してやったのだが(「なんですか?」「いや、ちょっと気になるんでー」みたいな流れを期待しつつ)、それでも一向にサワサワは止まらず。これがウェーベルン→マーラーまでずっと続くのだ(笑)。最悪。皮膚が弱いからといって「来るな」とは言わないが、「少しは周りを気にしろ!」
そんなワケでマーラーの9番が始まっても音楽に集中できず、第一、第二楽章ともにあっさりと始まり、これといって障害も無い変わりに特徴も無く進んでいったような印象。
しかし、目を瞑って集中すると、なかなかの美音で良かったりするんだな(笑)。
第三楽章はロンドらしいリズムで(「Rondo, burleske, allegro assai, sehr trotzig」)、それまで「よく流れている」というだけの印象だったのが、表情が豊かに感じられるようになり、楽しくなってきた。今回の中で一番気に入った。
それにしても、若杉先生は楽章間のインターバルが長い。ハンカチで顔から首周り、耳の穴、最後に鼻をチーン!のフルコースだ。そんなに汗をかく人に見えないけどなぁ、若様。
第四楽章はいよいよ感動のクライマックス!非常に好きな楽章なので大いに期待したのだが、いやぁ、なんと言っていいのやら。
昨日の同公演はブーが出るほどの評判が悪い内容だったようだが、そんな事は微塵も感じさせない演奏で、第一楽章からずっと安定して美音を聴かせてくれていたのだが、同時に9番は「死(に対する恐怖、諦め、悟りなど)」という暗い面も見せてくれないとダメだと思う。
若杉先生にはもう一歩踏み込んでやって欲しかった。オペラばっかりやってるせいか、まとめ方や盛り上げ方は申し分ないのだが、オーケストラに踏み外させない。歌手がいないんだからバカみたいに打楽器鳴らしても、それはそれでいいのに。それが正しいかどうかは分からないけど。
そんなワケで、いい内容と思いつつも、今ひとつ陶酔感に浸れなかった。(前述のサワサワ君による所も多いんだけどねぇ)
最初の方で書いたように「ある程度はやってくれるのでは」という期待は十分に満たしつつ、「なんだかんだいってもさすがN響」といった部分と、「N響はここまでだよなぁ」という部分が入り乱れていて、でも今日は「さすが」の方が上回ってたような気がする。だって、もう一回聴いてもいいかなと思うもん。今度はサワサワ君のいない時に(笑)。
「N響はここまでだよなぁ」っていうのは、多分、Y山T朗とかいうヴァイオリニストがいるからじゃないでしょうか。「Maxで演奏している」から名演というわけでは決してないし(Maxで演奏するのは当たり前。その上でスペシャルがあるから名演が生まれる)、終楽章の終わり方を遅いと「しんどい」と言っておきながら、「恐ろしく静かで美しい最後が演奏してみたい」。どっちなんだよ(笑)。指揮者批判するくらいなら、室内楽専門でやればいいのに。第一、まだ同一プログラムの公演があるとうのに、「(初日に出たブーに対して)指揮者が一人の時に言って欲しかった」とか、楽しみに来ている客を舐めてませんか?ソースは「アンサンブルクラルテ」でググッて下さい。
一昨年聴いた、インバル/ベルリン響の9番は夢のようでした・・・(←遠い目)
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