初日の5/3と2日目の5/4に行ってきました、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。
このイベントはフランスのナントで行われているクラシック祭りを日本に輸入したものなのだが、日本では昨年、ベートーヴェンをお題目に開催され話題を呼んだものである。
昨年も行ったけど、認知度がグーンとアップしたせいか、今年は発売と同時に人気演目は次々と完売、当日券ではホールA(一番広い)の遅い時間しか取れないという盛況ぶり。

しかも、今年のお題目は「モーツァルト」という事で、モーツァルト・イヤーに拍車を掛けた感じではある。
ボクはぴあのプレオーダーで予め入手しておいたワケだが、なんと!今年もイザイSQを逃すという大失態。(なんらかの法則に則ってチケットを選考してたら、イザイを自動的に省いてたというorz)
入手したチケットは以下。
5/3(水)
#133(ホールB5) ・ハイドン:弦楽四重奏曲 ロ短調 作品33-1 Hob. III. 37 ・モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ト短調 K.516 ラファエル・オレグ(ヴィオラ)/エベーヌ弦楽四重奏団
#124(ホールB7) ・モーツァルト:ピアノのための前奏曲ハ長調 K.395(284a) ・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570 ・モーツァルト:前奏曲 K.624 ・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332 アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
5/4(木)
#213(ホールA) ・モーツァルト:ミサ ハ短調 ミシェル・コルボ(指揮)/カティア・ヴェレタズ(ソプラノI)/谷村由美子(ソプラノII)/ヴァレーリオ・コンタルド(テノール)/ヴァンサン・ピニャ(バス)/ローザンヌ声楽アンサンブル/シンフォニア・ヴァルソヴィア
#245(ホールC) ・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488 ・モーツァルト:交響曲 第34番 ハ長調 K.338 下野竜也(指揮)/児玉桃(ピアノ)/ブルターニュ管弦楽団
#214(ホールA) ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216 ・モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー イェジ・セムコフ(指揮)/ラファエル・オレグ(ヴァイオリン)/シンフォニア・ヴァルソヴィア
#215 (ホールA) ・モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 トヌ・カリユステ(指揮)/スンハエ・イム(ソプラノ)/カレン・カーギル(アルト)/ユッシ・ミュリュス(テノール)/コンラッド・ジャーノット(バリトン)/RIAS室内合唱団/ベルリン古楽アカデミー
以上の6公演。
お祭りなのでとやかく言うのもなんだが、2日目の下野竜也は、チケット入手当初はポール・マクリーシュが振るというから取ったのに、変更になって至極残念。
ホールAは5000人も入るデカいホールなのでコンサートには全く向かないが、昨年も書いたような気がするが、予め「そういうもんだからなぁ」と思って聴くとあまり気にならない。
良かったのは初日のアンドレアス・シュタイアー。
なんと、最前列のやや右寄りで、シュタイアーの表情がバッチリ見られる所で聴けたのは素晴らしかった。前奏曲からソナタ12番へと続けて入るところなんか、ゾクゾクしますた!
その前のエベーヌSQも良かったけど、開演に間に合わせるために渋谷でデート中だったのをブッチしてギリギリ駆けつけたので、席があまり良くなかった(自由席なのだ)。しかも、隣が鼻息スースーおじさんだしさぁorz。あ、演奏はすがすがしくて良かったです。
2日目のコルボのミサ曲は、さすがに宗教曲に強いコルボなので、もう、安心して聴ける。既に身になっているものが自然に音楽となって具現化されていくようで、結構あっさり始まった割には、いつのまにかすっかりミサ曲の世界に引きこまれていくのである。
ただ、ホールAはやはり広いので、音の拡散はいたしかたがないところ。
ボクは1階席の前の方だったのでまだマシだったけど。全体的な音量が「ヴォリューム上げて!」と言いたくなるような低さで、ソリストがいかにも「遠くで歌ってるなぁ」という感じなのである。まぁ、仕方がない。5/6にはホールC(1500人収容)で同一プログラムを演奏するので、そっちの方が絶対にいいぞ。
下野竜也は昨年も聴いたが、まぁ、無難な線というか、よくやってるけど特に面白くもなんともない。ホールCなので、ホールAよりもダイナミックな音でそれだけは良かったと思うけど。ついでに児玉桃も初めて聴いたのだけれど、別に面白くない。第3楽章のフィナーレだけまぁまぁ良かったかな程度。ポール・マクリーシュが出演しなかったガッカリ度合いが大きかったので、この公演自体がもう単なる「時間潰し」になってたからなぁ。期待して聴かないとこんなにつまらんものか。
っていうか、公演が押したので次の公演までに5分程度しかなく、ダッシュでホールAに向かったので疲れた。
次の公演のイェジ・セムコフというおじいちゃんは、おじいちゃんなのにハツラツとした人で、やはり特にどうという感じじゃないんだが、下野竜也と比べると力みが全く無く、やはり自然なのである。自然であるという事は妙に説得力があるな。「普通にいい」くらいの出来だったけど。
最後はベルリン古楽アカデミーの「モツレク」。
恥ずかしながら「モツレク」は実演では聴いた事がないので、しかも今回は古楽器オケということで激烈楽しみ。これが小さいホールだったらなぁ。
音は極めて軽めに始まっていく。これが古楽器だからなのか、ホールの特性なのかは不明。比較的早めのテンポで明るめに進んで行くので、まぁ、古楽器らしいといえば古楽器らしいが。しかし、「Tuba mirum」ではいくらなんでも速すぎやしないかというテンポで、なんちゅーか、レクイエムなのにしみじみ弔いな感じが全く無い。合唱は上手かったな。アルトの太目のお姉さんと、テノールのお兄さんはかなり良かったな。
まぁ、全体的には「お祭りだから、それなりに楽しめたのでいいや」という当たり障りのない感想で。真面目に書くと、ホールAと下野竜也にガッカリという。(←同列かよ)
ペーター・ノイマンの宗教曲は聴きたかったのだが(しかも結構余っていたらしい)、時間がなぁ。遅すぎたからなぁ。
無料コンサートでは芸大オケを聴きました。指揮者の先生(ドイツ人)、説明長すぎw

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