フーゾクDXの仕事の合間に小一時間
It is a little less than 1 hour in the intervals of work of FUZOKU DX.
【散財】最近買ったCD【買いすぎ】
2006年05月31日 (水) | 編集 |
今日は本当はアルバン・ベルク四重奏団の公演に行きたかったのだけれど、夕方から仕事が入りそうだったので断念。ネットからもうちょっとでチケットの購入ボタンをクリックするところでした。

仕方が無いので(いや、別に仕方なくはない)、タワレコでウサ晴らしのCDを購入。よく考えたら、お金が無いっちゅーにここ数週間でCDをごっそり買ってしまったので、ちょっと書き出してみる。(役に立たないレビュー付き)

・モーツァルト弦楽四重奏選集(5枚組)/モザイクカルテット

室内楽で古楽器による演奏って少ないので探すのに苦労したのだが、やはりモーツァルトは古楽器でしょう。WCMのメンバーが結成した楽団の割には意外とすんなりとした演奏で、古楽器という事を意識しないで聴ける。でも、これを聴いた後にモダン楽器による演奏を聴くともっさりして聴こえるんだよなぁ。

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・シベリウス交響曲第2番/マリス・ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管

大好きなヤンソンスとはいえ、マーラーやショスタコはいいけどシベリウスは如何なものかと思ったら、案外いい出来。てゆーか、とても良い。RCOの弦の良さが勝因か。随分としっかりとしたシベリウスではあるけれども。

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・マーラー交響曲第6番、ヘンツェ「夢の中のセバスチャン」/マリス・ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管

良い演奏には違いないのだが、RCOライヴシリーズはどうも録音が生ぬるい。ホールの後ろの方で聴いているような印象だ。とにかく弱音が弱すぎる。第一楽章の出だしが小さすぎる。それ以降はいいんだけどな。以前に同シリーズでリリースされたハイティンクのブル6も録音が冴えなかったし。ヘンツェの方はよく分からないです。いわゆる、現代曲。

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・モーツァルト 大ミサ K.427/ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォーカレ・ラ・シャペル・ロワイヤル

「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」で、コルボの指揮で聴いて大感動したので勢いで購入。曲がいいので良いに決まってる。ヘレヴェッヘは相変わらず線が細いが、音はきれいで録音も良い。変にクセのある演奏よりもずっと良い。特に宗教曲は。

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・ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」/ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団

同じくヘレヴェッヘ。以前にブル7を聴いて「いくらなんでも弱々しすぎるだろ」と思ったのだが、それに比べたら、こちらはなかなか満足の行く出来。十分に「ロマンティック」らしい。7番は第2楽章をもっとたっぷりやってくれないとつまらない。

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・マーラー交響曲第1番「巨人」、歌曲「さすらう若者の歌」/テンシュテット指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、トマス・ハンプソン(バリトン)

テンシュテットのマーラーともなれば買わずにいられないが、シカゴ響との名演があるのでそちらがあれば十分かと。篭ったような音質にまず不満。フレージングが長く続かず、勢いで鳴らしている印象。まぁ、勢いがある所はテンシュテットらしいけど。「さすらう若者の歌」も、ハンプソンならバーンスタインとの歌唱があるのでそちらをオススメ。

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・ブルックナー交響曲第8番/朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団(2001/7/23,25録音)

宇野先生激賞のブル8だけど、大フィルはそんなに良くないと思う。「朗々としてインテンポ」なのはいいが、慣れすぎているというか、ダラダラしているだけの部分もあるようにも思う。値段が高いのも不満。

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・ブルックナー交響曲第8番/朝比奈隆指揮NHK交響楽団(1997/3/6録音)

朝比奈先生だったらこっちがオススメ。N響には文句はいっぱいあるけど、録音は悪くない。先日実演で聴いたスクロヴァチェフスキ指揮の同曲でも感動したのだが、この辺はさすがN響というべきか。ブル8としては、チェリビダッケのリスボンライヴ、ヴァント指揮BPOの次くらいに愛聴盤と化す予感。あ、ホーレンシュタインのBBCライヴもノイズが気にならなければなかなかいいです。

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これだけ買っていればお金も無くなるワケだが、それにしても欲しい盤がなかなか減らないので金策は当分続きそう。誰か貢いで!

【キタエンコ】爆演のショスタコ7番【東京交響楽団】
2006年05月28日 (日) | 編集 |
本来ならば、小澤征爾の振る新日本フィルの公演に行くはずだったのだが、ご存知の通り、指揮者変更になってしまったために払い戻しをしてしまったのである。

変更になった指揮者が音楽監督のアルミンクなので行っても良かったのだが(しかも価格も下げられている)、進んでブラ1を聴く気になれなかったからなぁ。

というワケで、変わりに下記コンサートに行ってきました。

5/27(土) 6:00p.m. サントリーホール

東京交響楽団 第536回 定期演奏会
指揮=ドミトリー・キタエンコ
ヴァイオリン=川久保賜紀

〜ショスタコーヴィチ生誕100年〜
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
・ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 ハ長調 作品60 「レニングラード」



時間的には、新日本フィルが昼間なのでハシゴもできたのだが、コンサートのハシゴってキツくないですか?フーゾクのハシゴ以上にキツそう。特に、後のコンサートが最悪だと目も当てられない。

それはともかく、「東京シンフォニーってこんなに凄かったっけ?」というほど、壮絶な内容!恐ろしい!

「キタエンコの『レニングラード』が聴ける」という目的でチケットを取ったので前プロなど全然期待してなかった(入る直前まで演目すら気にしてなかった)のだが、1曲目の「ヴァイオリン協奏曲」は川久保賜紀が良くてビックリ。

美人系の女性ヴァイオリニストだとどーしても「キレイだけど音の線が細いだけだろ」風な偏見があったりするのだが、川久保賜紀はなかなかの熱演。第二、第四楽章のはっちゃけ具合といい、第三楽章の曲へののめり込み加減といい、演奏時の脚づかいといい(ハァハァ・・・)、女性的なエロティシズムも感じてしまう素晴らしい内容。今年聴いた中では、堀米ゆず子の次に良かった。ケコーンしてしまった諏訪内タンなんかほっといて、さぁ、キミも今日から川久保タンだ!(;´Д`)ハアハア

逆に、ソリストが素晴らしかったので、オケの非力さに一抹の不安。アンサンブル全体としてはいいのだが、コンチェルトだから引き気味にしてるのかなぁ。

休憩を挟んで「レニングラード」。

この曲を実演で聴くのは初めてな挙句に、ショスタコ全集(しかもSACD)を完成させたキタエンコが指揮なので期待いっぱい、前述の通り一抹の不安。

やや遅めのゆったりしたテンポで開始。「戦争交響曲」なのでもっと勇ましくてもいいかと。前プロの指揮と同じで、キタエンコは随分とおおらかなんだな・・・と思ってたら、その後は意外と冷静に棒を振る。冷静なんだが、出てくる音は耳をつんざくような超爆演!

それにしても編成が凄い。1Fの6列目で聴いたので弦楽奏者しか見えないが、楽団の奏者全員をステージに上げたんじゃないかと思うくらいに多い。(終演後に確認したら、全パート多かった。爆演なハズだ)

指揮は相変わらず冷静。ショスタコは得意レパートリーなんだろうが、爆演を前に指揮だけは「こなれている」といった印象もあるくらい。もっとバンスタ並みの指揮をする人かと思ってた。いや、音が凄いからいいんだけど。

とはいえ、そんな編成なので音は迫力満点。打楽器なんか、通常と比べればかなり大きい音で鳴らしているハズだが、弦と管の前に音が埋もれてしまうほどなんである。(もうちょっと後ろで聴けばまた違うのかもしれないが)。

もう、このまま、音の壁、壁、壁、、、、、

元々、東京シンフォニーの演奏に不満は無かったのだが、コンミスの大谷康子さん筆頭に、とにかく気合が凄くて、終始その熱演に圧倒されっぱなし。最初に感じた一抹の不安なんか、アッという間に吹き飛びました。

最終楽章のコーダではさすがにキタエンコも大きく巨体を揺らして感動の一大フィナーレ。ヒグマが襲ってくるかと思った。

年初に聴いた大野和士/新日本フィルのショスタコ4でもその音の壮絶さに大感動したが、またまたこんな凄い演奏に出会えるなんて、さすがショスタコーヴィチ・イヤー。

細かく挙げると、音がでかいだけじゃなくて、陰鬱な部分はもっと暗くとか、甘美な所はもっと甘くとか、全体的な表情付けがもう少し欲しいような気もしたが、それも「これだけ出来たんだからもっと出来るだろ」的な、高い要望として。各々のソロパートも良かったしね。

しかしアレだな、これだけ凄い演奏聴かせてもらってアレだけど、前半40分、後半70分の大型プログラムで、楽しむっていうよりお腹いっぱい・・・(←ヘタレ)


ボクらのニューアイドル、川久保タン!(;´Д`)ハアハア




【オペラシティ2日目】パウル・バドゥラ=スコダのピアノ・リサイタル【フォルテとモダン】
2006年05月21日 (日) | 編集 |
続けて日曜の東京オペラシティ。

パウル・バドゥラ=スコダは凄く好きというワケではない・・・というか名前は聞くけどよく知らないという感じで、気にはなっていたので、勢いでチケットを取ったのである。

が、こーゆー演奏会に限って超ウルトラ名演!今年の(今の所)ベストコンサート!素晴らしい!ブラーヴォッ!!!(なのに、なんでイープラスで得チケが出るんだ!)

パウル・バドゥラ=スコダ ピアノとフォルテピアノ演奏会
パウル・バドゥラ=スコダ(Pf/Fp)
・モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397/ロンドニ長調K.485/ロンドイ短調K.511
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番ハ短調op.13「悲愴」
・シューベルト:即興曲集op.90 D.899
・シューマン:謝肉祭op.9



オーケストラならともかく、楽器をたしなまないボクにとってはピアノ・リサイタルなんて縁遠いも程がある(アファナシエフとかシュタイアーには行ったけど)のだが、そんな事は無視して思い切って行って、本当に良かったです。

今回は、前半(モーツァルト、ベートーヴェン)がフォルテピアノ、後半(シューベルト、シューマン)がモダンピアノによる演奏。

たかくん(ボクに古楽器の事を色々教えてくれた人)がつっこむとアレなので先にフォルテピアノについて書いておくと、「本日演奏されるフォルテピアノは、ウィーンのピアノ製作家フェルディナント・ホフマンが1970年頃に製作した」「シュタイン方式のピアノ」という事らしい。

私には何が何だか。

フォルテピアノ特有の軽さがモーツァルトにはぴったりで、「ロンド ニ短調 K.485」は夢見心地の愉しさ。

それだけにベートーヴェンの「悲愴」のようなテーマが重い曲ではどうかと思ったが、これがまた音の隅々までよーく聴こえる名演。

モダンピアノだと表現の幅が広くなる反面、逆に過剰すぎてうるさく感じられる演奏もしばしばあるのだが、ここでは音が明快に鳴り響くがちっともうるささを感じない。むしろフォルテピアノだと曲のフォルムを作るのが難しそうだが(失敗するとスカスカしてそう)、そこら辺の構成力はさすがスコダ先生なんである。

後半はモダンピアノ(スタインウェイ)。

せっかくだから全部フォルテピアノでも良かったのになーと思いつつ聴いたせいか、最初はややもっさりと響く。低音はダブつき、高音は膜を一枚貼ったような見通しの悪さ。音はさすがにフォルテピアノよりも鳴っているんだけどねー。

と思ってたら、曲が進むにつれ全く気にならなくなっていく。シューマンの「謝肉祭」なんか、聴いた事がない曲なのに、曲の彩りが移り変わっていくのを非常に楽しく感じながら聴けた。

いいコンサートだといつもそうなのだが、周りが全然気にならなくなって、演奏家と自分との間には音しか存在しなくなっちゃうのだが、今回もそんな空間を体験することができた。

同じフォルテピアノとしては、先日聴いたアンドレアス・シュタイアーが素晴らしかった。シュタイアーは芸人チックな面白さが素晴らしいと思った。それに対して、スコダ先生は「熟練」というか「老巨匠」というか、職人芸的な素晴らしさと思う。

どっちが良いという問題でもないけど、「演奏を楽しむ」という点においてはシュタイアー、「音楽そのものを味わう」という点ではスコダ先生かなと。

終了後にサイン会も。快く会話にも応じてくださって、人間的にもいい人でした。「来年の80歳記念コンサートで会いましょう」と告げたら、とても喜んでくれてボクも嬉しかった。

帰り道、とてもハッピーすぎて夢遊病者のように歩いていたら、階段で足を踏み外したorz

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【オペラシティ1日目】ラ・プティット・バンドのバッハ【シギスヴァルト・クイケン】
2006年05月21日 (日) | 編集 |
金曜と日曜で立て続けに東京オペラシティでコンサートがあったので、まとめて書きます。

まずは金曜日。

今年もクイケンがやって来る!やって来た!

昨年は「クイケン・アンサンブル」として、寺神戸先生と一緒に来たシギスヴァルト・クイケン。今年はなんと!「ラ・プティット・バンド」として来日ってゆーもんだから、迷わず発売日にチケットGET!古楽器好きなボクとしては、ベルリンフィルよりもウィーンフィルよりもジューヨーなんである。(なのに、なんでイープラスで得チケが出るんだ!しかも半額で!)

昨年はバッハにヴィヴァルディなんかを混ぜた室内楽的なコンサートだったが、今年はオールバッハプログラム。編成も「アンサンブル」から「バンド」になったとはいえ、相変わらず小編成。まー、そういう時代の音楽だから、当たり前ですわね。オホホホ。

2006年5月19日(金)19:00開演
●会 場: 東京オペラシティコンサートホール

●曲 目:
【オールJ.S.バッハ・プログラム】

2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
Concerto for 2 violins in d mainor, MWV.1043
シギスヴァルト・クイケン、サラ・クイケン(Vn)

ブランデンブルグ協奏曲 第5番 ニ長調 BWV.1050
Brandenburg Concerto No.5 in D major , BWV.1050
ルイス・オタヴィオ・サントス(Vn)、バルトルド・クイケン(Fl)、エーバルト・デメイル(Cem)

6声のリチユルカーレ「音楽の捧げ物」より
Ricercare à 6 from Musikalisches Opfer BWV.1079
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 BWV1060a
Concerto for oboe and violin in c mainor , BWV.1060a
ルイス・オタヴィオ・サントス(Vn)、パトリック・ボージロー(Ob)

ブランデンブルグ協奏曲 第4番 ト長調 BWV.1049 
Brandenburg Concerto No.4 in G major, BWV.1049
バルトルド・クイケン、バート・コーエン(Rec)、シギスヴァルト・クイケン(Vn)



昨年はヴァイオリンのソロで寺神戸先生が「うわぁ、クイケンより上手いじゃ〜ん!」という感じの流麗な演奏でド肝を抜いてくれたが、今年はシギスヴァルト・クイケンの娘のサラ・クイケンが参加。

それと、「肩掛け(ヴィオラ)チェロ」こと、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラを演奏するディミトリー・バディアロフ(この人、BCJの定期にも登場したよね)が注目かな。

とにかく、「ラ・プティット・バンドの演奏が聴けるっ!」というだけで興奮してしまってプログラムをよーく確認してなかったのだが、ブランデンブルクは4と6を演奏するのかと思ってたら、4と5だった。迂闊であった。

一曲目ではシギスヴァルトとサラのクイケン親子対決。
古楽器も最近では随分と洗練された演奏が増えてきているが、シギスヴァルトの場合はいい意味での古楽器らしい騒音性が残っていて、顔と同じように無骨で(失礼)、非常に「らしい」重みを感じる。それに比べるとサラはまだまだといった感じだ。「洗練された方」と考えてもまだまだだ。「寺神戸先生だったらなぁ」と何度も思う。

二曲目ではシギスヴァルトがヴィオロンチェロ・ダ・スパラを持って登場。貴重な場面と思うが、ボクの座った席からはちょうどお兄さんのバルトルドさんが被っちゃって見えないんだ(涙)

休息を挟んで、三曲目は「音楽の捧げ物」。
バンドが円になってお互いの楽器を見ながら演奏するスタイルで、なんか練習を見ているようで面白かったが、当時はやはりこういうスタイルだったんですかね。これといって楽器を演奏しないボクには、CDで聴くとちょっと飽きるんだけれども、実演だったら全曲聴いてもいいかも。

四曲目はボク的に本日のベスト!
オーボエのパトリック・ボージローが顔を真っ赤にさせて熱演。途中でオーボエの真ん中あたりを盛んに「フーフー」と吹きながらも(唾が溜まるんでしょうか)、最後まで特に障害もなく完奏。ずっと弦楽器がギーコギーコ鳴っていたので、オーボエの音色にはホッとした・・・って、そういう理由かよ。

最後はブラ4・・・と書くと「ブラームス交響曲4番」または「ブルックナー交響曲4番」みたいだが、「ブランデンブルク4番」ですから。

全体を通して小編成ならではの風通しの良さとシギスヴァルト・クイケンの圧倒的存在感がブレンドされて、やや軽さに持って行かれそうな面を上手く補っていたと思うけれども、どっちかっつーと、昨年のクイケン・アンサンブルの方が良かったかな。寺神戸先生がいたからかな。

・・・と書いて思い出したが、昨年はチェロがお兄さんのヴィーラント・クイケンだったんだよねぇ。ヴィーラントは素晴らしかったからなぁ、来年はヴィーラントさんと一緒に来て欲しいなー。

しかし、アンコールが「ブランデンブルク4番」の第3楽章をもう一回とは。




【スクロヴァチェフスキと】ブルックナー交響曲第8番【N響】
2006年05月14日 (日) | 編集 |
N響といえば昨年、酷い対応と酷い演奏で辟易させられたので全然好きではない楽団なのだが、「スクロヴァチェフスキのブル8」という魅力的なプログラムなのでついつい行っちゃいました。

第1569回 Concert No.1569
5月13日(土)開演03:00 PM Sat 13 May 03:00 PM

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
Stanislaw Skrowaczewski, conductor
ブルックナー/交響曲 第8番 ハ短調 (ノヴァーク版)



黄金週間中にブル7の公演もあったのだが、こちらは日程的に厳しかったのでパス。

今回の公演は、そーゆーワケで「N響なんか聴きたくないしなー、でもどーしよっかなー」とか思ってたら、割とチケットの残数が少なくなってきちゃったので勢いでN響ガイドにモシモシテレフォンしてGET。

A席で、前から2列目のほぼセンターでした。

NHKホールはだだっぴろいので端っこや後ろだと目も当てられないのだが、2列目はオペラの公演だとオーケストラピットに沈む場所なのでさてどーだか。でも、端っこや後ろよりはマシか。

このところ、風邪が治りきっていなくて咳が断続的に出るので心配していたのだが、公演中は一回も咳が出なかった。このコンサートの模様が放送された時に咳がゴホゴホだと、「あっ、今の咳、オレ!」とか自慢するワケの分からない厨房になるところであった。

今回のコンマスは「まろ」氏で、意味も無くホッとした気分。Hさんだとなぜだかうんざりしちゃうんだ。

前日行われた同一プログラムが良くなかったという2ちゃんねる評を見たので(まぁ、釣り半分だとしても)あまり期待して無かったが、前から2列目という席が功を奏してか、なかなか迫力があって良かった。

「迫力があって良かった」とか書くと、「音がデカければいいのかよ」という感じで、あまりにも素人風でアレだが、N響はホールのせいか座る場所の選択をミスると音が拡散してまるで迫力がない音になるので、とにかく「音がちゃんと出ているのが確認できる」というのは重要な事なんである。

そのかわり、っていうか2列目なので当たり前だが、弦楽器以外はひと山越えた奥から鳴っているようなバランス。こういう席だと思って聴けば悪くない。

スクロヴァさんの指揮が間近(ほぼ真横)で見られたのは素晴らしい。もともと細かく指揮棒を動かす人だが、よーく見ると随分と刻んでリズムを取っているんだな。それがどういう効果があるのかは素人なので分からないけど、朝比奈先生が(実演は聴いた事がないのでCDでは)朗々とインテンポで進んでいくのに対して、スクロヴァさんが「何かやってるなぁ」と感じるのはそのためだろうか。

全体的にはだいぶごっついブル8のような気がしたけど、2列目だったからかな?後半楽章のダイナミズムは相当なもので、前半がその細かい指揮振りそのままの神経質な流れだったのに、第4楽章では力強さが際立つようになっていて、N響とは思えぬ素晴らしい迫力。(←半分褒めて半分けなしてます)

大曲だったけど、隣のお姉さんがもの凄い巨乳(しかも胸の谷間がバッチリ見える服)だったので、眠くなったらチラ見できたので、緊張感を持続させたまま聴き通す事ができました。ありがとう、巨乳のお姉さん!


ちなみに、公演前の室内楽コンサートはフンクの組曲。チェロ4人組だったのだが、室内楽はいつもいいんだよなー、N響は。






【トッパンホールで】シュタイアーwith寺神戸亮+レ・ボレアード【モーツァルト】
2006年05月10日 (水) | 編集 |
ゴールデンウィーク中の激しい気温の変化に付いていけず、風邪をひいてしまいました。

難病患者な割にはここ数年は風邪をひかなかったので、「ひょっとしてボクはバカじゃなかろーか」とバカなりに悩んでみたりはしたが、これで一応は常人という事になる。良かった、良かった。(良くねーよ)

そんなワケで、ゴールデンウィークは前回の日記の通り、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でモーツァルトに染まってきたのだけれども、しかも風邪気味でテンション・ダウンだというのに、下記コンサートに行ってきました。

5/9(火) トッパンホール

アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ) / 寺神戸 亮(指揮,ヴァイオリン) / レ・ボレアード(古楽オーケストラ)

モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K319
ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K271 「ジュノム」



シュタイアーは「LFJ」でも聴いて大感激したのだけれども、それに続いて、今度は憧れの寺神戸先生と一緒の演奏を聴けるワケだから、逃すわけにはいかないんである。

トッパンホールは初めて行ったのだが、最寄の駅どこからでも10分程度歩くので非常に交通の便が良くない。疲れた。しかし、ホールはきれいで、さほど大きくなくて、今回のような古楽器オケにはベストなサイズのホールだと思った。願わくば、王子ホールだったら行くのが楽なんだけど。


開演前。

フォルテピアノを調律している音が聞こえる。

「LFJ」と同じ人が調律してたので、きっと日本の専属なんだろうな。



開演時間をちょっと過ぎてメンバーが登場。

おおっ、ボクの大好きな若松先生がいらっしゃる!

しかも、先日のバッハ・コレギウム・ジャパンの公演で高田先生の隣に座っていた可愛い子ちゃん(今日は水色ドレス)もいる!

これはラッキー!「レ・ボレアード」は日本の古楽器界の選抜メンバーのようなものだが、BCJやOLCなどとメンバーが被るのはもうしょうがないね。そんなに人材がゴロゴロいるワケじゃないもんね。

海外でBCJが評価されているのを聞くと、「日本のオケも世界レベル!」とか単純に喜んでしまいがちだけど、ほんの一握りの先駆者たちが引っ張っていってるだけに過ぎず、そう考えると日本も古楽器事情というのはまだまだ遅れていると思う。人材が育つ土壌がまだしっかり出来上がっていないのではないかと。

それはともかく、若松先生のドレスが可愛くて萌えるが、その後ろに陣取った水色ドレスちゃんも可愛くて、困った。(←何が?)

そしていよいよ、寺神戸先生登場!

寺神戸先生は昨年の「クイケン・アンサンブル」で初めて聴いて感動したのだが(単純にヴァイオリンだけでいったらシギスワルト・クイケンより良かった)、今年はシュタイアーと一緒とは。嬉しい驚き。そのかわり、今年の「ラ・プティット・バンド」の来日メンバーには含まれていないのだな。ちょっと残念。

最後に真打、シュタイアーが登場。

寺神戸先生と握手を交わし、おじぎをして椅子に座る。

ボクは右端の方の席だったので、ボクの位置からはシュタイアーの顔しか見えないし、若松先生と水色ドレスちゃんが完全に見えなくなるので残念だったが、まぁ、仕方がない。

一曲目のハイドンのコンチェルトは、Freiburger Barockorchesterとの録音を何度も聴いたのだが、やはり実演だとオケの立体感がまるで違うので凄い。編成が小さい割りに一斉にオケが動くので、機動力の高さを感じられるのである。

シュタイアーの演奏は、いまさら言う事もないくらいに素晴らしいのだけれど、フォルテピアノという軽い音だけにその特性を生かして、はじけるように演奏して行くのである。モーツァルトやハイドンの時代の音楽をモダン楽器で重く弾くとかったるくて仕方が無いので、こういうタッチが一番合うと思うのだが。

二曲目のモーツァルト交響曲第33番は「LFJ」でも下野竜也の指揮で聴いたのだが、向こうはモダンオケだったので比べるのもあれだけど、向こうが「決められた枠の中でめいいっぱい演奏しました」という感じだったのに対して、こちらは「決められた枠の中で思いっきり遊んでみました」という感じ。モーツァルトの音楽がどっちの方が楽しめるかは、そういうワケで後者ということで。

休息後は「ジュノム」。

モーツァルトのピアノ・コンチェルトは26番が好きだったりするのだが(あまり演奏されませんね)、「ジュノム」はタイトルだけはよく聞く割りにはあまり印象に残ってないかも。

これもメリハリのある楽しい演奏で、なんかアレだ、モーツァルトの曲はアンダンテやメヌエットが楽しめると、とても良い。(「ジュノム 」の場合はアンダンティーノ)。

大喝采のうちに終了し、アンコールの曲となる。

何を弾いてくれるのかとワクワクしてたら、なんと、もう一回、ハイドンのピアノ・コンチェルトの第3楽章!

「これは曲を用意してなかったんだなぁ」と思ったら、これがまぁ、あのシュタイアーが本編と同じように弾くワケもなく、途中から崩しまくりの(崩しているが壊れていないので「崩壊」ではない)愉快な演奏をみせる。オケの人からも笑みがこぼれる。こういう演奏会って楽しいなぁ!

さらにもう一曲、ピアノ単独で何かを弾いたのだが、すみません、勉強不足で分かりませんでした。


奥深い曲を奥深い解釈で聴くのもいいが、これだけお茶目で楽しい演奏会なんてそうそう無いはずだから、凄く素晴らしくて堪能しちゃった。


公演後はシュタイアー氏のサイン会も!



なんと、寺神戸先生もサイン会に参加!
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【初日と】ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン【2日目】
2006年05月05日 (金) | 編集 |
初日の5/3と2日目の5/4に行ってきました、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。

このイベントはフランスのナントで行われているクラシック祭りを日本に輸入したものなのだが、日本では昨年、ベートーヴェンをお題目に開催され話題を呼んだものである。

昨年も行ったけど、認知度がグーンとアップしたせいか、今年は発売と同時に人気演目は次々と完売、当日券ではホールA(一番広い)の遅い時間しか取れないという盛況ぶり。

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しかも、今年のお題目は「モーツァルト」という事で、モーツァルト・イヤーに拍車を掛けた感じではある。

ボクはぴあのプレオーダーで予め入手しておいたワケだが、なんと!今年もイザイSQを逃すという大失態。(なんらかの法則に則ってチケットを選考してたら、イザイを自動的に省いてたというorz)

入手したチケットは以下。

5/3(水)

#133(ホールB5)
・ハイドン:弦楽四重奏曲 ロ短調 作品33-1 Hob. III. 37
・モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ト短調 K.516
ラファエル・オレグ(ヴィオラ)/エベーヌ弦楽四重奏団

#124(ホールB7)
・モーツァルト:ピアノのための前奏曲ハ長調 K.395(284a)
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570
・モーツァルト:前奏曲 K.624
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)



5/4(木)

#213(ホールA)
・モーツァルト:ミサ ハ短調
ミシェル・コルボ(指揮)/カティア・ヴェレタズ(ソプラノI)/谷村由美子(ソプラノII)/ヴァレーリオ・コンタルド(テノール)/ヴァンサン・ピニャ(バス)/ローザンヌ声楽アンサンブル/シンフォニア・ヴァルソヴィア

#245(ホールC)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
・モーツァルト:交響曲 第34番 ハ長調 K.338
下野竜也(指揮)/児玉桃(ピアノ)/ブルターニュ管弦楽団


#214(ホールA)
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
・モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー
イェジ・セムコフ(指揮)/ラファエル・オレグ(ヴァイオリン)/シンフォニア・ヴァルソヴィア

#215 (ホールA)
・モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
トヌ・カリユステ(指揮)/スンハエ・イム(ソプラノ)/カレン・カーギル(アルト)/ユッシ・ミュリュス(テノール)/コンラッド・ジャーノット(バリトン)/RIAS室内合唱団/ベルリン古楽アカデミー



以上の6公演。

お祭りなのでとやかく言うのもなんだが、2日目の下野竜也は、チケット入手当初はポール・マクリーシュが振るというから取ったのに、変更になって至極残念。

ホールAは5000人も入るデカいホールなのでコンサートには全く向かないが、昨年も書いたような気がするが、予め「そういうもんだからなぁ」と思って聴くとあまり気にならない。

良かったのは初日のアンドレアス・シュタイアー。

なんと、最前列のやや右寄りで、シュタイアーの表情がバッチリ見られる所で聴けたのは素晴らしかった。前奏曲からソナタ12番へと続けて入るところなんか、ゾクゾクしますた!

その前のエベーヌSQも良かったけど、開演に間に合わせるために渋谷でデート中だったのをブッチしてギリギリ駆けつけたので、席があまり良くなかった(自由席なのだ)。しかも、隣が鼻息スースーおじさんだしさぁorz。あ、演奏はすがすがしくて良かったです。

2日目のコルボのミサ曲は、さすがに宗教曲に強いコルボなので、もう、安心して聴ける。既に身になっているものが自然に音楽となって具現化されていくようで、結構あっさり始まった割には、いつのまにかすっかりミサ曲の世界に引きこまれていくのである。

ただ、ホールAはやはり広いので、音の拡散はいたしかたがないところ。

ボクは1階席の前の方だったのでまだマシだったけど。全体的な音量が「ヴォリューム上げて!」と言いたくなるような低さで、ソリストがいかにも「遠くで歌ってるなぁ」という感じなのである。まぁ、仕方がない。5/6にはホールC(1500人収容)で同一プログラムを演奏するので、そっちの方が絶対にいいぞ。

下野竜也は昨年も聴いたが、まぁ、無難な線というか、よくやってるけど特に面白くもなんともない。ホールCなので、ホールAよりもダイナミックな音でそれだけは良かったと思うけど。ついでに児玉桃も初めて聴いたのだけれど、別に面白くない。第3楽章のフィナーレだけまぁまぁ良かったかな程度。ポール・マクリーシュが出演しなかったガッカリ度合いが大きかったので、この公演自体がもう単なる「時間潰し」になってたからなぁ。期待して聴かないとこんなにつまらんものか。

っていうか、公演が押したので次の公演までに5分程度しかなく、ダッシュでホールAに向かったので疲れた。

次の公演のイェジ・セムコフというおじいちゃんは、おじいちゃんなのにハツラツとした人で、やはり特にどうという感じじゃないんだが、下野竜也と比べると力みが全く無く、やはり自然なのである。自然であるという事は妙に説得力があるな。「普通にいい」くらいの出来だったけど。

最後はベルリン古楽アカデミーの「モツレク」。

恥ずかしながら「モツレク」は実演では聴いた事がないので、しかも今回は古楽器オケということで激烈楽しみ。これが小さいホールだったらなぁ。

音は極めて軽めに始まっていく。これが古楽器だからなのか、ホールの特性なのかは不明。比較的早めのテンポで明るめに進んで行くので、まぁ、古楽器らしいといえば古楽器らしいが。しかし、「Tuba mirum」ではいくらなんでも速すぎやしないかというテンポで、なんちゅーか、レクイエムなのにしみじみ弔いな感じが全く無い。合唱は上手かったな。アルトの太目のお姉さんと、テノールのお兄さんはかなり良かったな。

まぁ、全体的には「お祭りだから、それなりに楽しめたのでいいや」という当たり障りのない感想で。真面目に書くと、ホールAと下野竜也にガッカリという。(←同列かよ)

ペーター・ノイマンの宗教曲は聴きたかったのだが(しかも結構余っていたらしい)、時間がなぁ。遅すぎたからなぁ。

無料コンサートでは芸大オケを聴きました。指揮者の先生(ドイツ人)、説明長すぎw

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黄金週間だお風呂巡り
2006年05月02日 (火) | 編集 |
なかなか気の利いたタイトルだが、別に遊びに行ったワケではなくて、仕事です、取材です。


ふん、別にいいですよ〜だ(心で号泣)


とはいえ、実はかなりみなさん注目していると思われる堀之内の「ラグジュアリー」に行けたのは良かったかも。なにしろ新店だから綺麗だ。住みたいと思った。(←それは嘘)


横浜では何気にボク好みのロリ系の子も在籍している「シルバーシャドー」。アイちゃんという子がとてもいい子だったので、写真撮ってみたした。(←「どさくさに紛れてツーショットかよ!」という批判は、実に正論なので受け付けません)


20060503000620




それと、一回会社に戻ってから、よーやく前から会いたかったイメクラの子に会えたのりゃあ〜!嬉しいのりゃあ〜!○○たぁ〜ん



<小一時間パウゼ>




さて、明日は「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の初日だから寝るかね…




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