昨日は私用で秋葉原行けなかったので日曜日である本日、アキバへ向かった・・・と書くとまるでアキバに行くのが仕事であるかのように思えるが、土曜は休日なのでアキバに行こうが行かまいがどっちにしても私用なんである。「土曜日はアキバ」というのが身についているのだから、習慣というのは恐ろしい。
それでもこのところ出費が激しい事が発覚し(原因は分かっているのだが)、不用意に外出するのは止めておこうと思ったのだが、イープラスで「広上淳一指揮九州交響楽団」の公演が得チケで出ていたのでついつい取ってしまったのである。でも、\4000のチケットが\3500で出るのはいいが、システム料加算で\3800になってしまうのはどうかと思うのですが!>イープラス関係者
そのマエストロ広上の話は後述するが、とにかく秋葉原に向かったのである。今回の公演は新日本フィルでおなじみの「すみだトリフォニーホール」で行われるから、それだけが目的であれば我が家からは半蔵門線直通で行けるのだが、ちょっくらCDを見たかったので日比谷線で秋葉原まで行ってからJRに乗り換えるのである。(これが悲劇を生むことになろうとは)
秋葉原ではメイドにも目もくれず(2人可愛い子がビラを配ってた…む、目をくれてしまった)、石丸SOFT1でいつものCD物色大会。欲しいCDは山ほどあるのだが、「これは多分、後でも手に入るし」と思って物欲をグッと堪える。好きでCDショップに入っているのに、堪えなければならないこの理不尽さ。誰か何とかして下さい。
石丸では何とかなって、お次はヨドバシAKIBA7Fのタワーレコードへ移動(を)。
ここでもグルッと回って、「ピノックのモツ全欲しいけど高いしなー。グラモフォンセールやってるから多少は安いけどー。」と思いつつ、この時点ではスルー。回っているうちに、最近出た「ショスタコ&フレンズ」というボックスをハケーン!ショスタコさん自らピアノを弾いた録音もあったりなのでこのボックスも欲しいのだが、つい最近ボロディン四重奏団の全集買ったばかりだしぃ、それよりも同時に発売されているはずのショスタコさんのオペラ「鼻」が欲しいなぁ・・・と思ってたら、あっさりオペラ売り場でハケーン!
これが2枚組みなのに思いっきり安くて、すっかり嬉しくなってしまったボクは勢いで前述のピノック指揮イングリッシュ・コンサートのモーツァルト「交響曲全集」も購入してしまったのであった。(写真最下部)
レジに並んでから、「あれ?そういえば『ショスタコ&フレンズ』が欲しかったんじゃなかったっけ!?」と自問自答したのは言うまでも無いorz
そんな軽い失意の中、そろそろホールに向かうのにちょうどいい時間になったので、ヨドバシを出る。それにしても関係ないけど、ヨドバシってカメラ売り場では嫌な思いをした事がないのに、PC売り場は舐めすぎだね。アキバに出してるのに。
ヨドバシを出るとすぐJRなのでここまでは問題ないのだが、改札を抜けるとジーンズのミニスカを履いている麗しいお姉さんハケーン!この日はハケーン!が多くて充実した休日なんです。なので、またまたすっかり嬉しくなってしまったボクは、何も考えずにお姉さんにノコノコ着いて行ってしまい、ホールのある錦糸町は千葉方面なのに、こともあろうに逆方面の新宿方面のエスカレーターに乗ってしまった。ホームに到着する手前で「しまった、こっちじゃない!」と気が付いたorz
冷静になった今にして思えば自分の情けなさに頭がもげる思いだが、このときボクは、「てめぇ、このー!千葉方面に乗りやがれ!」と、あんなにもファンタスティックな思いをさせてくれたお姉さんに対して思ってたのだから、逆ギレとはげにおそろしきことよ。
電車に乗る前でホント、良かったよ(-"-) ←と、新宿方面から降りるエスカレーターで思ってる自分。うーん、なんだー。
そんな苦難を乗り越えつつ、我が新日本フィルのホームグラウンド、すみだトリフォニーホールへいらっしゃい!ただいま!
受付で予約しておいたチケットを受け取ると、1Fの3列目のやや左より。ベストではないが、昨日取った割には良かったかも。全体的には7割程度の入りで、広上先生とはいえども地方オケの東京公演とはこんなものか。
公演内容は以下。
<地方都市オーケストラ・フェスティバル2006> 九州交響楽団
曲 目: ショスタコーヴィチ/祝典序曲 ブルッフ/スコットランド幻想曲* シューベルト/交響曲第9(8)番 ハ長調 D.944「ザ・グレイト」 ※開演30分前よりプレ・コンサート・トーク有:広上淳一(指揮者)
出 演: 広上淳一 [指揮] 堀米ゆず子 [ヴァイオリン]* 荒木真子 [ハープ]* 九州交響楽団 [管弦楽]
広上先生を見るのは初めてなのだが、プレトークで登場したマエストロ、かなり小型。もっとデカイのかと思った。思わず「○○○○!(←自己検閲)」と思ったが、大人なボクは言うのをやめておいた。(言う人もいないしー)
一曲目のショスタコさんの「祝典序曲」が鳴り響く。 序曲らしい曲ではあるが、ショスタコさんらしからぬ明るい曲で(でもショスタコさんは色んな曲を書いてるから一概に言えないんだよなぁ)微笑ましく聴いたが、広上先生の指揮が初めてなら九州交響楽団も初めてなワケで、思ったよりもブ厚い、しっかりした演奏でちょっと驚く。広上先生のアインザッツ息にも驚く。「シュッ、シュッ、スースー、ハーハー、ンッ!」ていう感じである。10列目くらいならまだいいが、3列目でそれはキツイ。一流指揮者の間では、声を出すのはトレンドなのだろうか?
でも、第一ヴァイオリンにかなりキレイなお姉さんをハケーン!したので、かなり嬉しい。中村江里子を若くして上品にしたような感じだ。思わず目が行ってしまう。演奏中は音を聴いているわけだからどこを見ても構わないはずだが、なんとなく指揮者の方を見てないといけないような気がするのはなぜ?の嵐。
二曲目のブルッフ「スコットランド幻想曲」では、ソリストに広上先生絶賛の堀米さん登場。
音楽とルックスはまるで関係ないが、ルックスがいいとついついCD買ったりコンサートに出かけてしまいたくなるボクとしては、聴いた事もないのに先日デビューしたフルーティストのYumiなんかは一度ナマで見てみたかったりするのである。あんなに素晴らしいのに、どうもジャケの写真がいただけないという理由で内田光子のシューベルト「ピアノソナタ全集」も最近まで購入を躊躇していたボクなんである。お店に行ったら、「お仕事はとりあえずいいから、とにかく若くて可愛い子」と言ってしまうこんなボクなワケで。
この辺は他言無用として(遅いわ!)、これがまぁ、なんと素晴らしいヴァイオリンであることか!音の響きや、クリアな感じや、目を閉じると見えてくるようなスコットランドの情感がたっぷりと堪能できちゃうんである。プレトークで広上先生が「簡単に聴こえても超絶技巧」と仰っていたが、これだけ美しく、しかししっかりと響くということは物凄い事になっているんだろう。演奏家じゃないから分からないけど。今回の公演で一番良かった。
休憩を挟んで、シューベルトの「グレート」。 「グレート」といえば、先日行われた東京フィルのリハで大感激したにもかかわらず、本公演のオーチャードでは席が悪すぎてどうにもならなかったという青春のほろ苦い1ページがあったワケだ。だから、ウン!ボクはいい音で「グレート」を聴きたい!というリベンジマッチでもある。
数列後ろ(5列目くらい?)にずーっと鼻をすすってる人がいて気になる。いくらなんでもそれ、すすりすぎ。そんな体調なら帰ればいいのに。
九州交響楽団はしっかりとした音のオケと認識したので、安心して曲に身を任せられる。キレイなヴァイオリンのお姉さんもいるし、なんと、同じ第一ヴァイオリンにティナ・ターナー似のお姉さんもいるぞ!(だからどうした)
広上先生の指揮は小さな体から繰り出すダイナミックな動きで、実に躍動感があふれている。時々、指揮棒を左手に持ち替えて、右手(素手)でグイングインやっちゃうもんだから、かなりの力技を使う先生かと思われる。
しかし、普通に考えたらこれは名演の部類に入るのだろうが、あの東京フィルの柔らかな音を聴いてしまった者としては、実に豪快すぎるシューベルトに聴こえてならなかった。広上先生も「(旧判を使用しているので)古く聴こえるかもしれない」と言ってたが、アプローチとしては、確かチョン・ミョンフン先生も旧判を使っていたはず。東京フィルは大きな音の中に包まれるような柔らかな音だったが、九州交響楽団は大きな音がガツンと押し寄せてくる感じ。どっちが好きかといえば、それはもう前者なワケで。
シューベルトって、単調なようで難しいんだろうなぁ。
とか言いつつ、急遽行く事を決めた割にはとても充実した内容で、「地方オケなんかこんなもんだろー、ヘッヘッへッ」とか思ってたボクは考えを改めなければならない。どんなにいい演奏でも、だからといって「福岡まで行かなくちゃ!」とはならないだろうが、素晴らしいオケが日本中に存在する事を知ったという意味では意義深いんである。
で、来週は群響がマーラーの「復活」を新版で演奏するので行ってみたい気持ちでいっぱいだが、その日は違う場所でマーラーの「巨人」を聴くのでだった。あしからず。

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