本日…ていうか、既に昨日だけど、2/22(水)はお休みを頂いておりました。
お休みっていうか、いつも通り会社に行った挙句に「今週の玄人さん」のコメント書いて、VNECK社のBOSSに相談をしに行って、Fさんでお馴染みの新東宝社にポジ切に行って…
これがお休みというのであれば、日本人のなんと勤勉な事であろうか!
別に土日は休みをもらってるからいいけどね。その土日も家から退店情報とかチェックしちゃってるけど、別にいいからね。労働ナントカ法とか知らない振りするからいいけどね。法学部出身だけど、三流大学だったからいいんだけどね。「好きで出勤してるだけだろ」とか言われたらキレるけどね。
さて、そんな仕事と趣味がかなり曖昧なボクが本日は趣味で会社の仕事をサービスでやって差し上げた後に行ってきました、楽しみにしていたバッハ・コレギウム・ジャパン(以下、BCJ)の東京定期公演。
第71回定期演奏会 J.S.バッハ:教会カンタータシリーズ Vol.45 〜ライプツィヒ時代1725年のカンタータ 4〜 2006年2月22日(水) 19:00 コラール編曲 おお 神の小羊、罪なくして* 《この同じ安息日の夕べ》 BWV42 《汝らは泣き叫び》BWV103 《わが去るは汝らの益なり》BWV108 《われらと共に留まりたまえ》BWV6
野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー) ジェイムズ・ギルクリスト(テノール) ドミニク・ヴェルナー(バス) ダン・ラウリン(リコーダー) 今井奈緒子(オルガン)*
クラシックを好きになった初期にバッハを好んで聴いていたボクとしては、BCJのようなオーケストラの演奏を生で聴ける事はとても幸福なことなのである。
といっても、「ブランデンブルク協奏曲」、「管弦楽組曲」といった作品ならまだしも、宗教曲となると宗教心が丸っきりないボクにとっては宗教曲であるカンタータはある一定の理解がないと辛いはずなのだが、「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、「ミサ曲ロ短調」などという大作に慣れ親しんだ今となっては、バッハの宗教曲を聴いている間はプチ(エセ?)クリスチャンと化す身なんである。この場合、信仰の対象となるのがイエス様ではなく、バッハであり、鈴木雅明先生であるということが問題といえば問題かもしれないが。
そんなワケで、BCJのカンタータはいつ聴いても水準以上のクオリティが約束されているようなものなので、「あそこのここがどうだった」という批評は全く無意味なんである。ある意味、ミサに参加しているようなものだから、そこにいる事自体が大切というか。勿論、音楽としてバッハが好きなわけだから、客観的に見て納得できるだけの内容がないと一気にさめるかもしれないけど。
書いてて何を言いたいのか我ながら分からなくなってしまったが、「カンタータを聴く」という行動に、「音楽」という側面以外の意義を見出しているような気がするんです。
で、本日の演奏会は(も)全くもって素晴らしい。
我が愛しの野々下先生(ソプラノ)は、いつもながらの美声で、しかし、押し付けがましくない所が本当に素晴らしい。いつだったか、NHKかどこかの放送で、かなりのぶりっこソプラノ歌手がモーツァルトのアリアを歌ってて、そのいやらしさに辟易した覚えがあるのだが、野々下先生は麗しくもあるし、慎ましい。BCJで野々下先生の歌を聴けるというのは人生至福の時間でもある。
素晴らしいといえば、今回のコンサートミストレス(コンサートマスターの女性版。便宜上、「コンマス」と呼ばれる事もあるが)である、若松夏美先生。若松先生の弾くヴァイオリンはいつも凛々しい。弾く姿なんか見たら、凛々しい通り越して神々しくすらあるのだから、これは絶対に外せない。寺神戸さんとのツートップだったら、その素晴らしさを知ってしまった身には卒倒モノかもしれない。
今回の公演で特筆すべきことといえば、「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」という謎の楽器が登場したこと。
これがかなりわけの分からない楽器で(弦楽器の進化により使用されることが無くなったのであろう)、ヴィオラより大きく、チェロより小さく、首からストラップを付けてヴィオラのように弾くような感じの楽器なんだが、音は「大きめの音がするヴィオラ」といった趣であった。
ちなみに、「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」を弾くパディアロフさんの位置がボクの席からは指揮者の影に隠れて微妙に見えそうで見えない位置で(まるで階段を上る時に後ろをバッグで隠すJKのよう)、思わず、「鈴木先生、ちょっとどいて!」と言いたくなってしまったのはナイショです。
あまりヨイショばかりしててもアレなんでちょっとだけ気になった点を書くと、オルガンの音がチェロと被って、「チェロと歌唱」だけで十分に表現できる世界を却ってスポイルしてしまっているような場面がいくつかあった。最初のパイプオルガンの演奏は素晴らしかったが、カンタータでのオルガンはもうちょっと控えめな方がめりはりが出るような気がした。
もう一つは、トランペットの音色が好きなので、もっとトランペットが活躍できるような曲が聴きたいです。(カンタータは全曲演奏する前提でプログラムを組んでいるだろうから、スコアに無ければ仕方の無いことではあるけど)
あと、4月のマタイは川崎もオペラシティも行くので、過剰に期待してまーす。

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