フーゾクDXの仕事の合間に小一時間
It is a little less than 1 hour in the intervals of work of FUZOKU DX.
2005年のベストディスク&ベストコンサート
2005年12月31日 (土) | 編集 |
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◆ベストディスク

1.ベートーヴェン 「交響曲第1番、2番」
ジョヴァンニ・アントニーニ
バーゼル室内管弦楽団

2.モーツァルト ピアノソナタ集 K.330,331,332
アンドレアス・シュタイアー

3.マーラー 「交響曲第6番」
大植英次
大阪フィルハーモニー交響楽団


1はこのまま全集になったらノリントン/シュトットガルト放送響を超えること間違い無しの名盤。2は、最初はこれが「今年のベスト!」と思っていたのだが。しかし、「これを聴いたら他の録音は全部生ぬるい」と思えるくらいの愉しさは絶品。3は6番だけだったら過去にも名盤が出ていたが、実演で聴いてその感動が蘇ったので。

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◆ベストコンサート

1.ミッシェル・コルボ指揮ローザンヌ声楽器楽アンサンブル
J.S.バッハ「マタイ受難曲」
2/12 サントリーホール

2.大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団
マーラー「交響曲第6番」
3/20 サントリーホール

3.飯守泰次郎指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ワーグナー「パルジファル」
11/13 日生劇場


他に感動したコンサートは以下。

1/8 チョン・ミョンフン指揮東京フィル マーラー「交響曲第3番」
3/7 エリアフ・インバル指揮ベルリン交響楽団 マーラー「交響曲第9番」
6/3 クイケン・アンサンブル
9/30 エスペリオンXXI(サヴァール)
10/15 リッカルド・ムーティ指揮ウィーンフィル R.シュトラウス「死と変容」等
10/22 ミヒャエル・ボーダー指揮新日本フィル ブラームス「ドイツ・レクイエム」
10/23 ヴァレリー・アファナシエフ シューベルト ピアノソナタ集
11/23 マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送響 ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」等
12/11 バッハ・コレギウム・ジャパン バッハ「ミサ曲ロ短調」
12/15 スクロヴァチェフスキ指揮読売日響 ブルックナー「交響曲第6番」等

ワーストコンサートは12/3のN響とか、11/26のシュナイトバッハ合唱団/管弦楽団とか・・・行けなかったバッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータシリーズ(9/15)は自分にガッカリだな。



12/23くらいからの事をちょこっとづつ
2005年12月29日 (木) | 編集 |
さすがに年末ともなると忙しくて、今度こそ言い訳ではなく「ブログ、更新できませんでした」と書けるので、ちょっとばっかしこの多忙さもいいなと思いつつ、さて、それでは年末はどんなもんだったかを検証してみる。

12/23(金)
本当は12/24のバッハ・コレギウム・ジャパンのヘンデル「メサイア」のサントリーホール公演を聴きに行きたかったのだが、割と早く売切れてしまったので12/23のさいたまでの公演に行こう・・・と思ってたら、なんと、諸事情によりそれも行けない事が判明。仕方がないので、先週もサントリーホールで聴いたはずのハウシルト指揮新日本フィルのベートーヴェン「第九」をトリフォニーホールで聴く。新日本フィルファンとしては正しい姿だ。でも、演奏の出来はサントリーホールよりちょっといいかなくらいで、ほぼ同じ。「なんで、新日本フィルはあんまり迫力が無いんだろうな」と思ってたら、珍しく2chになるほどなカキコをハケーン。勉強になります。その後はデート。デートを取るかBCJを取るかといったら、ボクにとってはかなり深刻な問題だ。でも、8000円もするクリスマスディナーを食べ、グラスを傾け、プレゼントも貰ったので満足。

12/24(土)
大掃除。なんと!わが青春の一ページと呼ぶにはあまりにも思い数百ページを連ねる、すっぴん、おじょう、Cream、投稿写真、Burrn!などの雑誌を一気に処分する。思い出して見てると捨てるのが惜しくなるので、ここはひとつバサッと。本当は売却しようかと思ったのだが、持ってくのも送るのも面倒だしな。あー、でも惜しいことしたかなぁ・・・(特にCream)

12/25(日)
秋葉原に行って、ヨドバシでCDラックを物色。決心つかず。ツクモのポイントが貯まってたので、DVDレコーダー購入。地デジとかなんとか、分からん。最近はすっかりテレビも見なくなったので、あまり必要でもないと言えるのだが、なにせポイントが貯まっていたので。

12/26(月)X CITY、フーゾクDX、フーゾクDXソープと更新物が重なり悪戦苦闘。仕事量的には峠にさしかかった模様。

12/27(火)
気になっていた新宿の某イメクラに行ってみる。耳にピアスだらけ、しかもへそピーという、あまり好きではないタイプ。しかも、プレイが雑というか配慮がないというか。本人に悪気がないのと、そんなに悪いルックスではなかったのが救いだが、年末最後としては低調な出来。

12/28(水)
会社の大掃除&忘年会。昨年もそうだったが、ボクはトイレ担当なのだ。すぐ汚れたけど。それと、秘蔵の古いフーゾク誌も思い切って捨てた。ナンバーワンギャル情報だけはここ2年くらいのはとっておいたけど。忘年会ではあんこう鍋が美味しかった。マロン(広報女史)にかなり迫るも無視される。

12/29(木)
出社して一仕事終えてから吉原を覗きに。それもアッという間に終わって、東京文化会館へアニハーノフ指揮レニングラード国立管弦楽団というたいそうな楽団のベートーヴェン「第九」を聴く。イープラスで得チケになっていたので、「行けなかったら仕方が無いや」と思って取ったのだが、ギリで取った割にはなかなかの席(一階L6列)。しかしアニハーノフはうさんくさいので一度見ておきたかったのだが、実にうさんくさい。いかにも「指示出してます!」なアインザッツの帝王みたいな指揮で、よく揃うがそれを待ちすぎて機械的になってるっていうか。しかも、かなり無機質なのに新日本フィルよりもグッと厚みがあって、席も良かったせいか音の分離感も良い。でも、これだけ演奏が良いのに全く白熱しないのはなんだろう。盛り上げてはいるんだけどな。年末に噂に違わぬ珍しいもん聴かせてもらった。その後、合鍵を作りにいくも、「1時間半はかかる」というのでお茶でも飲んで待つつもりが、一昨日の雪辱戦で渋谷の某店に。ほぼ、ヤケクソである。時間は短いコースだったけど、ズバリ大当たり。ソープならMちゃんかEちゃん、ヘルスならHちゃんかYちゃんに決定の予感。完成した合鍵を受け取りつつ、VNECK社の忘年会に参加。皆さんと親交を深める。いやぁ、これは楽しい忘年会でした!お疲れ様でした!特に、千駄ヶ谷まで行った社長w



・・・しまった、年賀状作ってない。



フルネさんの最後のコンサート
2005年12月21日 (水) | 編集 |
世界的有名指揮者であらせられるジャン・フルネが引退するというので、フランス指揮者というとどうも苦手なボクであるが、いそいそと出かけたのである。

12/20と12/21の東京都交響楽団(以下、都響)の定期公演がラストコンサートになるのだが、ボクが行ったのは12/20のサントリーホールの方。

プログラムは以下の通り。

・ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」op.9
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73



しかしまぁ、フルネくらいの著名な指揮者がよくも都響をラストコンサートのオケに選んだものだと暫し感心。日本人としては、素直に嬉しいんだけど。

で、フランスの指揮者というとどうしてもラヴェル臭漂う、ボクの苦手なエスプリな感じがあってどうも好きでは無いのである(ブーレーズは別)。実際、フルネのプログラムはラヴェルが入る事が結構多いから、「著名な指揮者」と認識しつつ、足を運んだ事が無い。今回も「ボレロ」あたりで締めるようなしょっぱいプログラムだったらフルネのラストといえどもスルーだったのだが、今回はメインプログラムがボクの超絶大好きなブラ2なので問題なし。

っていうか、フランス人の振るブラームスっていうのもさてどんなもんかと思うけど。

とりあえずそんな偏見は置いといて。

一曲目のベルリオーズ。
ベルリオーズはフランスの作曲家の中では好きな方。「好きな方」というか、「幻想交響曲」くらいしかまともに聴かないから、「幻想交響曲」は好きというだけか。しかし、さすがにお国モノだからか流麗にこなしていく。92のおじいちゃんだというのにイスも用意されず、立ったまま指揮する姿を見ると「あと、1、2年はいけるんじゃないか」と思うほど。しかし手はあまり高くは上がらず、ブラブラとさせているだけのような感じもする。

二曲目ではソリストとして伊藤恵が登場。
伊藤恵といえばHMVのサイトで許先生がクソミソにけなしていたが、音は綺麗だと思う。まぁ、クソミソに言う程ではないけど、そんなに悪くは無い。けど、良くも無い。フルネ氏のラストコンサートのパートナーとしてはもうちょっとかな、という気はする。

どっちかっていうと、都響の演奏がかったるくて、「モーツァルトはこういうオケじゃダメだなぁ、やっぱり古楽器でないとなぁ」と思いながらも、第2ヴァイオリンのお姉さんが可愛いのでボーッと見てたら、眠くなってきた。家に帰ってからガーディナー指揮でフォルテピアノがビルソンの同曲を聴いたら凄く良かったので、もうちょっと考えた方がいい。

ここでバカ一人ハケーン。

第二楽章に入る前にLBブロック方面からズカズカと足音をわざと大きく立てて退出するバカ1名。フルネ氏、そいつが出て行くまで待ちぼうけ。つまらん演奏に対する抗議のつもりかもしれないが、それだったらもう少しで休憩に入るんだから、終わってから直接都響に文句言えばいいのに。このバカはそれが権利と思ってるかもしれんが、周りの人間を嫌な気分にさせる権利はアンタにはないはず。

っていうかさ、90過ぎのじいさんのラストステージなんだからさぁ。
普通の演奏会とは違うという事が分かんないかなぁ。

まぁ、第三楽章もつまらなかったわけだけど。

休憩を挟んで、後半はいよいよブラームス。
「交響曲第2番」はブラームスの交響曲の中で最も好きな曲なのだが(4曲しかないけど)、昨年初めて聴いたコンサートで演奏されたのがヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管の同曲だったので、しかも座っている席がその時の近くなので、ちょっと感慨深げなボク。あのコンサートに行ってなければ、こんなにコンサートにハマることもなかっただろう。

第一楽章はユラユラと気負わず始まる。相変わらずフルネさんは手をブラブラさせているだけのように見えるが、大きな楽譜(老眼対策?)を懸命に行ったり来たりでページをめくる。前半のプログラムの出来からして「こんなものかな」という印象。ロイヤルコンセルトヘボウ管と比べるとまとまりは悪いように聴こえるが、ロイヤルコンセルトヘボウ管と同じくらい上手かったら大変だ。

と思ってたら、いつの間にか、第二楽章以降は完全に曲に吸い込まれていく。

なんだかんだで今回で都響を聴くのは4回目なのだが、都響はとかく日本のオケが弱い管楽器がかなり良いので、いつも安心して聴ける。その中でも、今回はフルートが凄く良かった。素晴らしかった。

ヴァイオリンが新日本フィル、管楽器が都響、チェロとコントラバスが読響で選抜オケを作ったら、ちょっと嬉しいかも。

第四楽章になると、心持ちフルネ氏の腕もちょっと高めに上がってきている感じ。90過ぎでこのパワーは本当に凄い。体を大きく揺らしたりはしないので見た目の動きは少ないが、弱々しい感じがしないんである。

フィナーレも派手に追い込みすぎず、かといって枯れすぎず、「本当にこれで最後?」と思ってしまうような、特別な事はないブラームス。でも、特別なのだ!

アンコールは無かったが、観客と団員全員でフルネ氏に温かい拍手が続く。

そんな様子を見て、なんだか前半(というかモーツァルト)の出来の悪さを差し引いても凄く満足してしまったのであった。

今日は東京文化会館であるのか。

行きたいなぁ・・・





年末の風物詩、第九
2005年12月17日 (土) | 編集 |
昨年も2回聴きに行ったのだが、今年も懲りずに「第九」。ベートーヴェン「交響曲第9番『合唱付き』」なんである。(ちなみに昨年は大友先生指揮東京交響楽団、ノイホルト指揮東京都交響楽団で聴いた)

「第九」自体は5月にヘレヴェッヘの指揮で聴いてるので今年も既に2回聴いた事になるが、やはり年末になると「第九の季節だなぁ」と思ってしまうのだから、これはもう、「ベートーヴェンの第九」というよりは「日本人の第九」という感覚だね。おかしな民族感覚だね。

だが、今年はやけにスケジュールがいっぱいで都合がつきそうになかったのだが、仕方がないので、一昨日、読響のブル6を聴いたばかりだというのに今日も同じサントリーホールへ出向いちゃう。今回は2回のRC席最前列だけど。オケが全部見渡せてとてもいいんですけど。

演奏するのは第九だけではなく、以下のプログラム。

・マルティヌー作曲 『リディチェへの追悼』(1943)
・ベートーヴェン作曲 交響曲第9番『合唱付き』



なぜマルティヌーの曲が入ったかというのは下の画像の通り。ちなみに、マルティヌーの曲と第九の間は休憩無し且つ、拍手もしないで欲しいという指揮者からのお願いがアナウンスされる。

あー、そうそう、ここまで書いて指揮者と楽団を書いていないことに気が付いたが、ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏なんである。

ハウシルトは5月に同楽団とのブル7を聴いて大変スッキリした音作りで感心した覚えがあるのだが、ガッチリした作りの読響のブル7を前月に聴いたばかりだったので余計にそう思うのかも。それにしても、ハウシルトはブルックナーに似ている。

マルティヌーの曲は重い感じで始まるが、何か祈りを捧げるような信心深さ(?)もあって、なかなか。8分程度の曲だが、充実度高し。

この後にどこかの素人が拍手するかなーと思ったら、それは無し。良かった。

続けて、第九。
第一楽章の静けさの中から始まる様子は、さすが弦楽器に優れている新日本フィル。ヴァイオリンの美しさの際立ち方は相変わらず。好きだぜ、新日本フィル。演奏スタイルは旧式というか、割とゆったりめのテンポなのだが、未だにこれがスタンダードなんだろうか?嫌いじゃないけど。

新日本フィルを聴くとよく思うことなのだが、低域が非常に弱い。迫力あるはずの部分でも、どうも全体が適当に丸みを帯びた感じで溶け込んでしまうのである。コントラバスがメインで弾いている所なら「ヴォヴォ〜〜〜、ヴォウヮウヮウヮ〜、ドヴゥヴァ〜」(←変な擬音)と響くくらいにやっちゃってもいいように思うのだが。

管楽器も弱い。特に今回のホルンは、あのー、ひっくり返るのは事故だとしても、結構吹けてなかったのではー。

ティンパニは全楽章に渡って大活躍。今回のボクのブラヴォー。(叫ばなかったけど)

第二楽章は好きな楽章なんだが、全パートが鳴るとやや音が埋もれる。ここはもっと管楽器に頑張って欲しいところ。

第三楽章は「深遠な世界」へと連れてってくれるような演奏ではなく、「軽く夢見て雲の上まで行きました」くらいな感じ。ノリは極めていいが、そのノリは軽い。

第四楽章はほぼアタッカで入る。相変わらず、コントラバス、チェロの厚みが足りない。かといってN響みたいに薄い感じではないのはいいけど。ソリストと合唱はまぁまぁかな。バスのおっさんは篭りすぎだと思ったけどそんなもんか。最後の追い込みは期待通り激しく、なんか、ヴァイオリンが一心不乱に弾く姿を見るといつも感動しちゃうので、ボクにとっての第九の見せ場はここなのかなぁ。

残念だったのは、第三楽章の前にソリストが入場してくるのだが(合唱団は最初からいる)、ここで拍手が起こったこと。指揮者の意図としては「一曲目と二曲目の間に拍手するな」という事なのだから、最後まで拍手しないのが当たり前と思うのだが、どこかの素人が「パチン」と叩いたらそれにつられてまばらに拍手が起きる。ハウシルトが後ろを向いたまま両手で静止してたけど。

こういうポピュラーすぎるくらいポピュラーな曲だから仕方がないとは思うが、正直、素人はこれだから嫌い。素人を連れてくる奴は最初にちゃんと説明すべきだと思う。また、素人だけで来るなら(できれば来て欲しくないけど)、素人らしく最後まで大人しくしていればいいのだ。曲の構成を見れば楽章間で拍手すべきでないのは明らかなのに。

と、色々書いたが、やはり「年末の第九」なので演奏がどうというよりも儀式的な面があるワケで、そういう意味では「まぁまぁ」な演奏ながらもそんな新日本フィルが好きなので、何気に満足してたりな。ええ、どうせボクは新日本フィルが好きですよ。完全にえこひいきですよ。

それにしても、ほぼ同じような教育を受けてきて楽団員になっただろうに、読響と新日本フィルのオケの特性がここまではっきり出るとは。これはなかなか面白い体験だったなぁ。

ちなみに来週はフルネの引退公演となる都響を聴きに行く(しかもまたサントリーホール)ので、こちらも楽しみ。





スクロヴァチェフスキのブルックナー第6番
2005年12月17日 (土) | 編集 |
この公演に行ったのは12月15日。書いておかないと忘れる。

というワケで、サントリーホールにスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団の演奏会に行ってきました。プログラムは以下。

・スクロヴァチェフスキ: 管弦楽のための協奏曲
・ブルックナー: 交響曲第6番 イ長調




ブルックナーの6番なんていうのはブルックナーの交響曲においてもマイナーな存在なのでなかなか演奏されないのだが、スクロヴァさんが振るとなると話は別。なかなか演奏されないだけに次はいつ聴けるか分からないから、これは是非行っておかなければならないんである。

しかも、前回(4月)のブルックナー第7番に続き新東宝映画のFさんが会員価格でチケットを入手してくれた。大変有難いことである。Fさん、いつもどうも有難う。

席はP席。ブル7の時もP席。
P席というのはオーケストラの真裏の席なので、指揮者の顔と動きがばっちり見えてしまうので面白い。確かに定位感はおかしくなるが(ヴァイオリンが引っ込んで、管楽器や打楽器が前に来る)、変なA席やB席を取るよりはずっと良い。安いし。

一曲目はスクロヴァチェフスキ自身の作品なんだが、暗く重く、でも打楽器がけたたましく鳴り響くという難解な作品。とりあえず「怖くてよく分かんなかった」という感じである。あ、凄かったのは、グランドピアノの上部(の蓋の部分)を取り外し、中の弦を直接叩いてたのがワロス。鉄琴じゃダメなのかな?

2曲目はいよいよメインのブル6。
先述の通りマイナーな曲なので、CDで予習しておく。チケットを入手してからというもの、ハイティンク指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管の演奏で幾度となく聴いているのだが、聴いている時は「なんでこれだけよく出来た曲がマイナーなんだろうな。なかなかいいじゃん。」と思いつつ、前後の5番、7番に比べて規模が小さく、しかも聴いた後にあまり印象が残らないという可哀想な作品。

しかーし!

これはかなり良かった。

前にブル7を聴いた時の読響の印象というのは、「骨格は立派だけどスケール感だけで勝負している」という、あまり音楽的でない感じだったのだが、今回は音の厚み、柔らかさも存分に味わえて、「音楽を堪能した」という気分になった。

まぁ、あんまり知らない曲なのでどこがどうだったというのは未だによく分からないんだが、スクロヴァさんが1曲目の自分の曲では熱心に楽譜を見ていたのに、他人の曲であるブル6は暗譜で振っていたのは興味深かったな。それと、第三楽章に入る前に、オーケストラに向かって「ブルブルと揺らすようにやるんだぞ!」というようなジェスチャーを入れてから指揮を始め、実際にそのように指揮していたのも印象的。あと(まだあるのかよ)、スクロヴァさんの指揮棒、すんげー短い。

読響は「上手いけど好きなオケではない」という感じだったが、いやー、今回ので好きになったかも。

そーいやー、スクロヴァさん、読響の常任指揮者になったらしいね。これで確実に年数回はスクロヴァさんに会えると思うと、ボクは嬉しくて堪らないっす!





SACDの時代
2005年12月14日 (水) | 編集 |
恐ろしいことに、カキフライで中ってしまい、深夜未明から明け方に掛けて非常に辛い時間を過ごす。親とかはなんともなかったので、恐らく体が弱って抵抗力が落ちていたのかと。最近、忙しいもんなぁ。

その、「カキフライ事件」の前日は王室のまみちゃんの撮影で某スターキャッツプロモーションまで。

何を隠そう、ボクは王室のまみちゃんがとても好きなタイプなので、ボクの指名で撮影に来てもらったのである。制作者の特権ですな。

そして、「カキフライ事件」を経て、今度はサテンドールの優ちゃんと、ラストシーンのひなのちゃんの撮影。食中りで体力無くして、かつ寝不足と微熱の中、ボクは頑張りました!女の子に事情を説明して、「というワケで、女の子からの応援があればもっと頑張れます!」と、半ば応援を強制してまで頑張りました!

それにしても、この2人も可愛かった。優ちゃんの方がボク的なタイプなのだが、ひなのちゃんは実物を見てると美しくてうっとりしてしまうのだった。(撮影前に何もせず5秒間眺めたのはナイショだ)

そんなこんなで、時代はSACD。うぬー、実に唐突な話題の振り方。

まだSACDはディスクの値段が高いので、あまり頻繁に購入は出来ないのだが、せっかくSACDプレーヤーを持っているので、せっかくだからそれで聴きたいと思うのが人情。

っていうかさー、後からどーせSACDで再発すんだろ。最初からSACD盤も出しとけって。

そんな中、待望のディスクが出た。

大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団
マーラー「交響曲第6番」(fontec FOCD9253/4)

これは大フィルが今年の3月に行った東京公演(サントリーホール)のライブ盤なのだが、ボクはこのコンサートを聴いて、いたく感動したのである。その場で感動しちゃってるので冷静な判断はできないのだが、とにかくこれは素晴らしかった。今にして思うと、「こんなところでテンポ下げたっけなぁ」とかあるんだけどね。

ライブがとても凄かったのでCDにはとてもその凄さが収まる事はないのだが、CDでもこれだけ凄いんだからライブではもっと凄かったんだぞ!

笑っちゃうのが、ライナーを書いている「岡本稔」という評論家の方はこの公演に足を運んでいないのである。ヒストリカルとか、エライ離れた土地であるとかならまだ分かるが、つい先日東京で行った公演なんだから、聴きに行った人が書けばいいのに。フォンテックも手抜きしやがる。






こちらはメンデルスゾーンの「弦楽八重奏曲」のSACD。先日のクソつまらなかったNHK交響楽団の開演前コンサートで披露されていたもの。

ボクはこの曲を知らなかったので、「ああ、いい曲だなぁ。モーツァルトかな」と思っていたのだが、まさかメンデルスゾーンとは。室内楽に疎くてスミマセン。

当日は券の引き換えでモタついて、ボクが到着した時には既に第一楽章の半分が過ぎていたのだが、この時はこの曲が良かったのでそんなに怒らなかったのである。その後、本公演のプログラムがカルピスを100倍に薄めたような内容だったので、今にして思うとムカつく。N響も室内楽だけ小さいホールで、やる気のある人たちだけでやったらいいのに。(やってたらゴメンね)

そんな感じで、全然室内楽のことは知らないので、下記のSACDを購入したワケだが、「八重合奏団」というのがいるワケではなく、「四重奏団」を2組足して八重奏にしているらしい。先入観がない分、楽しく聴けるわ。これ、いいね。

051210-233117.jpg



天のいと高きところには神に栄光
2005年12月11日 (日) | 編集 |
「せめて一日おきには書こう」と思いながらも、随分とご無沙汰して自分の怠惰さに情けない限り。

っていうか、最近は本当に忙しかったんです。

最近っていうか、年末に向けてあと1週間ばかりは忙殺の彼方。だって、年末年始のコンテンツ用の取材のあれこれやら、制作作業もどこがどうなってんだか把握できないくらい。そんなんだから、1つ2つ飛ばしても勘弁して下さい。

そんな中、楽しみにしていたバッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)の公演がいよいよやってきました!!!始まる前から名演決定!!!

BCJといえば、前回の定期公演でのカンタータを高熱の為に断念せざるを得ない状況で非常に悔しい思いをしたワケだが、本当はこれははってでも行くべきコンサートなのだが、こんなことならBCJの代わりに12/3のクソつまらないN響のコンサートの方で具合が悪くなれば良かったのに。古楽器好きなボクにとっては、どちらがより重要であるかは言うまでも無い。(そうでなくてもN響がつまらないのは更に言うまでも無い)

場所は東京オペラシティ。やたらと天井が高く、しかも後ろにだだっ広くて、いかにも響きの薄そうなホールなんである。なんとなく、丸いホールの方が響くような気がするのは気のせい?

この場所でつい先日、シュナイト指揮シュナイトバッハ管弦楽団/合唱団のバッハ「ヨハネ受難曲」を聴いたばかりだが、大時代的なたっぷりとしたアプローチがボクには合わず、しかも合唱が無駄に大編成であったために異様にモサッと聴こえて辟易したものだ(くれぐれもこれはボクの趣味に合わなかったということですから)。という事は、このホールはむしろ大編成だと音がゴチャつくのだろうか?少なくともS席以外は音を期待できないホールではある。

BCJは管弦楽も合唱も少なめ。解説によると、「(1パート1人説を唱える)リフキンには到底多すぎる」という事だが、編成としてはベストと思える。「キリエ」が始まった瞬間に、その美しい音色に思わず目頭が熱くなる。編成が少ないので線の細さが心配されたが、線は確かに太くは無いが、一音一音がクッキリ出るので、むしろ曲の構造がはっきりと分かってとても良い。

それにしても、今回も野々下さん(ソプラノのキレイなお姉さま)は絶好調。数回しか聴いたことないけど、ふくよかすぎず、凛々しさを持った野々下さんの歌声は本当にBCJに合っている。アルトのインゲボルク・ダンツに負けていないと思う。特にダンツとのデュエットとなった第2部の15曲目「われは信ず、唯一の主」では美声対決といった趣で、第1部2曲目「キリストよ、あわれみたまえ」のソプラノ対決に続いて非常にうっとりさせられる場面だった。

ティンパニのおっさん(ロバート・ハウズ)も絶えず前ノリで、でも出しゃばり過ぎない感じが好感触〜。このティンパニの音色は思いっきり古楽器を感じさせてくれて、とても嬉しかった。

あと、何といっても全編に渡って活躍してくれたのがチェンバロの鈴木優人さんなんである。軽やかで、適切なテンポで、以前のBCJの公演でも聴いたけど、鈴木雅明先生の指示する曲の骨格を見事に構成している。それは言いすぎか。しかし「裏でしっかりと支え、作り上げている」という事であれば間違い無いと思う。

終始、美しさに聴き惚れながら終曲「われらに平安を与えたまえ」で、本当に幸福に包まれるように全曲を閉じる。


ここ2回ばかりがっかりなコンサート(シュナイトバッハ管弦楽団/合唱団、N響)が続いてただけに、今回は滅茶苦茶良かったなぁ〜!観客からの拍手も実に温かいもので、勿論演奏の素晴らしさあっての事なのだが、その多くは鈴木雅明先生への尊敬に込められていると思う。

そのコンサートがどれだけ素晴らしかったかというのは、ボクの場合は会場を後にした時に、どれだけの幸福感に包まれたかという事にある。そういう意味では、今回は大満足。改めてBCJの素晴らしさを認識した次第。

で、BCJはクリスマスにヘンデルの「メサイア」をやるのだが、去年はデートを途中でブッチして当日券狙いで会場に駆けつけたといういわくつきのコンサートなので、今年はそれが通用するかどうか。今年もブッチするのか?<自分





N響のチケットのその後
2005年12月03日 (土) | 編集 |
11/13にかのサヴァリッシュ先生がN響を振るために来日されるというので、「なんだ、昨年で最後じゃないのか」と思いつつ、喜び勇んでチケットを入手したものの、見事に来日中止になってしまったのは既にご存知の通り。

ところが公演は中止にならないどころか、チケットの払い戻しは行われないんですね。そういう慣例になってるというのだから、クラシック業界はおかしい。

というワケで、ゴネてチケットを交換してもらったんです。サヴァリッシュの振る予定だった分はバーメルトが演奏曲目そのままで振るというので、そんな演奏のためにS席なんか取らないので。

かといって、本日のコウトのためにもS席なんか取らないのだが、どこかで消化しておかないとアシュケナージの危機なので、比較的まともと思われる今日の公演にしてもらう。

出演者が変わった場合は払い戻しには応じないが、
別の日には振り替えてもらえるぞ。


ソープだと振替は嬉しくないのにおかしな話ですね。

チケットは当日受け取ることになっていたので、のこのことNHKホールに向かい、受付で担当者を呼んでもらう。

あっちが「当日私を呼んでくれ」と言ったのに、なんだか話を思い出しているような雰囲気。凄く嫌な予感。

ちなみにボクが入手していたチケットは1階C6列のやや右のほう。そんなに悪くない(NHKホールだったらいい方か)だと思う。

持ってきたのは2階中段の席orz

お話にならないのでつっぱねる。すると1階ちょっと後ろの席が出てくる。

あるんじゃねーかよ!

ここで不信感爆発。だけど、これ以上ゴネてももっといい席は出てこなさそうなので、とりあえず諦める。男は引き際が肝心なのだ。

とはいえ、NHKホールは広いので、出来るだけ前の方が嬉しいのだが。特にN響だから、出来るだけ前の方が嬉しいのだが。

1曲目はマルティヌー「交響曲第6番」。
全然知らない曲なのだか、それ以前に悪い予感的中で音が全く響かない。交響楽団なのに響かないなんて致命的ですわ、奥様。オホホ。そして、トホホ。

最後はちょっと盛り上がって終了。既にダウナー気分でいっぱい。

2曲目はブラームス「ピアノ協奏曲第2番」。
この曲は大好きだし、ピアニストのマルティン・ヘルムヒェンが最近賞を取ったとかでちょっとだけ期待。賞はともかく、上り坂のピアニストではあるらしい。

が、ピアノパートに至る前に、響かず篭った音でがっかり。

ピアノも健闘しているが、どうもホールに負けて音が拡散しているご様子。アンコールでバッハのコーラル・プレリュードをやっていたが、どうにもこうにも厚みが無い。あれかね、11/23にブロンフマンの骨太な演奏を聴いた後だから特にそう思うんですかね。

ピアニスト自体は、変にクセを付けず素直でキレイな感じだったので良いのかなぁと思ったが(それでも半信半疑)、まぁ、まだ喜んで行くような感じじゃないし。小菅優よりはずっとマシだけど。

思いっきりホールのせいにしてみたが、N響がサントリーホールでやったら名演だったという話も聞いたことがないし、そもそも、3階の一番後ろで聴いたメータ/バイエルン国立歌劇場は音像が遠いだけで十分に音の厚さを味わったので、ホールだけの問題でない事は明白。

あ、そういえば、昨年3階席の最前列で聴いたサヴァリッシュ指揮の公演は名演だったから、単にやる気の問題かしら?

コウトの指揮も特にこれといって良いところも無く、かといって悪くも無く、ごく普通。落ち着き払って手堅くまとめたお役所仕事的指揮で、まさにN響にぴったり(ワラ)

これは当分N響の公演には行かないなぁと思いつつ、なんと、来年は我が名匠、スクロヴァチェフスキがブルックナーの8番を振りにやって来るのだ!

せめてサントリーホールでやってくれたらいいのに。


なんだかなぁ・・・



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