フーゾクDXの仕事の合間に小一時間
It is a little less than 1 hour in the intervals of work of FUZOKU DX.
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【チョン先生の】東フィルオーチャード定期【ブル6】
2007年11月12日 (月) | 編集 |
来年はバッハの「ヨハネ受難曲」(オランダ・バッハ協会、エイジ・オブ・エンライトメント)と「マタイ受難曲」(BCJ)を聴きに行くことがケテーイしているので、通勤時に「マタイ」を聴いていったんです。来年はオレ的にはバッハ・イヤー。(毎年だけど)

そーすると、いくら我が家が都心から離れているからといって、全曲完聴するのは難しいのですが、昨日はイエス様が十字架で息絶えた所で家に到着しました。色んな意味で、泣けました。

そーいやー、BCJの来年度定期の受付が始まりましたね!いい席がGETできるといいなぁ〜!

・・・と、にわかに古楽器ヲタ風を吹かせつつ、今日はチョン・ミョンフン/東フィルの公演に行ってきました。だから渋谷のあの辺は連絡が取れなくなった元オキニとデートした所だから切ないっちゅーの!

第744回 Bunkamuraオーチャード定期演奏会
15:00開演

モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番
ブルックナー/交響曲第6番(ノヴァーク版)

指揮:チョン・ミョンフン
ピアノ:河村 尚子
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団



「オーチャード後ろは最悪説」(あ、自前の説だから気にしないでw)にのっとりいつもは1Fの前方ばかりだったのだが、音はともかく首が痛くなるので、今回は未経験の2Fのそこそこ良いと言われている付近の席に座ってみる。

それにしても、オーチャードの時はオケがいつもかなり舞台後ろに配置(てゆーか、前がだいぶ空いている)されていて「なんで?」と思うのだが、1曲目のモーツァルトは編成が小さい上にピアノ協奏曲であるせいか、いつにも増してググッと後ろにあるように見える。なんでだろう。

演奏は特に良くもなく悪くもなく、「在京の標準的オケが標準的な演奏をした」という程度の何という事もないもの。久し振りに「モダンオケでモーツァルトは聴けない説」(あ、これも自説だからきにしないでw)を思い出してしまった。ま、悪くないだけマシか。「イドメネオ」は良かったのになぁ。

ピアニストの河村尚子はコンクールで色々と入賞している若手のホープらしいのだが、全く知らない。でも、結構良かった。調子に乗ってるというか、波に乗ってるというか、考えすぎずにどんどん弾き進む感じが良かった。でも、もう一度聴きたくなるようなタイプでは無いな。

で、この河村チャンがアンコールで弾いた「トルコ行進曲」の時に、あろうことか前の列にいた夫婦が揃って頭を振るわ、エアーピアノを弾くわの大ご乱心振り。奥様の方は本プロでも頭ゆらゆら船漕ぎ状態、かと思ったらおもむろにバッグを開けて時計を見るわ、ケータイチェックするわの落ち着かなさ。

「旦那が注意しろよ!」と思ってたが、そうか、旦那様も同じ穴のムジナなんだな。注意するワケない。さすがにキレて、休憩時にガツン!と一言・・・言わないで、受付で開いてる席に交換してもらったYO!東フィルさん有難う\(^o^)/

というワケで、ブル6は1Fに降臨。2Fの音は思ったより悪くなかったんだけどな。良くもないけど。

さて、1Fはボクの座席周辺がガラガラだったので回りに気兼ねなく聴けたのですが、しかし、肝心の演奏がっ!

第一楽章はかなーり整理されていない感じで、管楽器が入ると途端にバラバラに聞こえる。音質的にもコントラバスが膨らみすぎてダブ付き、木管は埋もれ、金管はただただダイレクトに響く(ブレンドしない)。オーチャードは難しいなぁ。ベストポジションが無いんじゃないか?

それでも、第二楽章はそんなに音が絡まないので比較的マトモに聞こえる。てゆーか、むしろ演奏自体は個々のパートを聞くとなかなか良い。特に、「ブルックナー開始」の部分は上手く行ってると思う。

第三、四楽章も尻上がりに調子を上げ、気がついたら違和感があったのは第一楽章だけという内容。チョン先生も意外とオケの調子がどうということを気にせず、ガンガンいく人っぽいからなぁ。もっとプログラムを吟味して、じっくりやってくれないものか。

内容的には及第点と思いつつも、やはり音質的には全く満足が得られず、これが2回演奏するプログラムの2回目で、オペラシティでやってくれたらどんなに素晴らしかったことか。あと、ブルックナーではなくてマーラーの方が良かった。(あ、言っちゃった)

それにしても、チョン先生の公演はいつも図ったようにブラボーが出る(しかも今日はフライング気味)上に、前にも見た人がスタンディングオベーションでお出迎え。ファンなのはいいが、何なのあの狂信的なブラボー。

やはり、フォーレがメインだったのね(涙目)



【指揮台に】ティーレマン/ミュンヘン・フィルのブル5【ドスン!】
2007年11月06日 (火) | 編集 |
某AV女優から、「ブラ取って下さるぅ〜?」とお色気タップリに言われたので、匂いを嗅いでから渡してやりましたが、何か?

それにしても、オキニをデートに誘うと公言しているのですが、いざ誘うとなると緊張して言い出せません。奥手すぎて困ったものです。どうにかなりませんかね。(←てゆーか、まずは誘え)

さて、若くして「今世紀最後の巨匠」の雰囲気たっぷりの巨匠、ティーレマンが手兵ミュンヘン・フィルを率いてやってきたので行って来ました。しかも、プログラムがCDで名演を聴かせてくれたブルックナーの5番!これは期待しないほうが無理なんです!

BMW Japan presents
クリスティアン・ティーレマン指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

2007年11月4日(日)16:00開演(15:20開場)
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

出演 指揮:クリスティアン・ティーレマン
管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

会場 サントリーホール大ホール



一部ではチェリビダッケ譲りのテンポの遅さが恣意的で批判があるものの、ハマれば名演。チェリの実体験がないボクとしては、積極的に評価したいところであります。

それにしても、昨年はアーノンクール/VPOで同じくブル5を演奏したというのに、今年もブル5とは。確かにブルックナーの8番とタメをはる名曲とは思うが、なんとなくこれだけ演奏されると「そんなにメジャーな曲か?」と思ってしまう。しかも、来年4月にはスクロヴァチェフスキ/読響でもやるしさぁ。まぁ、好きだからいいんだけど。

座席はA席を確保したものの、1Fのグーッと後ろ。視覚的には問題ないが、音響的には個人的にはあまり好まない方ではある。たとえS席だったとしても、サントリーの中央から後ろのブロックはあまり好きではない。

定刻をやや過ぎてティーレマン登場。相変わらずのとっつぁん坊や振りで、しかもメタボ気味。もうちょっとダイエットすればいいのに。(人のこと言えないけど)

第一楽章からティーレマンの個性がバクハツで、音が聞こえないほどのコントラバスの弱音でスタート。

予想してたとはいえ、テンポが死ぬほど遅い。楽章ごとに言うならこんな感じ。

第一楽章・・・メチャクチャ遅い
第二楽章・・・メチャクチャ遅い
第三楽章・・・ややまともだが、遅い方
第四楽章・・・前半よりまともだが、やっぱり遅い

第一楽章なんか、「遅く聞こえる」どころか本当に音が止まりやがる。こんなのを平然とやってのけるなんて、さすがティーレマン。でも、かったるい。

遅いだけに音の派生の仕方がこれでもかっ!というほどに分かり、特にこの遅さで管楽器が堪えきるところが凄い。フルート、オーボエ、ホルンのソロ奏者は素晴らしいの一言に尽きる。

第三楽章でまともな速さになったので、「あー、後半はそういう狙いか」と思ったら、第四楽章も遅いのであんぐり。開いた口が塞がらない。曲がいつまでたっても終わらない(笑)。

テンポは遅くても指揮振りは熱中そのもので、盛んにコンマス氏を煽っていたのが印象的。それに、遅すぎてアーノンクールですら味わえたカタルシスもこれじゃ遠すぎると思っていたのが、コーダの追い込みはやはり感動で鳥肌が立ってしまった。もう、曲が素晴らしすぎる。やはり、ブルックナーは凄い。

「やっぱり凄いんだな」と曲とオケに感嘆していたら、指揮者がタクトを振り下ろしたまま動かないのに非常のフライングブラボー。さらにいくつかの拍手が追従するも、周りがそれ以上拍手に応じないのでそのままフェードアウト。

だいぶ長く微動だにせずいたティーレマンの、「何が何でも名演にしてやるんだ!」という意気込みが伝わってくる。まぁ、演奏自体は終わってるんだけど。

ようやく振り向いて、笑顔で拍手に応える。しかも調子に乗りすぎて、指揮台の上に助走を付けてジャンプ。床が抜けます!改修したばかりなのに・・・。

あれだけヘヴィな演奏だったのに会場の反応は上場で、オケが下がった後も2回呼び出される。正直、そこまでの名演とも思わなかったけど。帰りにCDの方を聴いたら、こちらも遅いんだけどそれはそれで良いと思った。同じ解釈の演奏とは思うが、これが実演の難しさと言えるかも。

個性的な指揮に追従したオケも良かったし、「唯一無比」な演奏とはいえるので、全体としては「半分名演」といった感じかな。

それにしてもフラブラには辟易したが、隣のねーちゃんが頭をフラフラさせて妙なノリをするヤツだったのでこっちも気になってしょうがなかった。こういう周りの状況にも影響されてるのかもね。満足感はあったので、次はもっといい状況で聴きたいですね。

いや、ホントに期待してたんだけどねー。





【80歳】パウル・バドゥラ=スコダ ピアノリサイタル【記念】
2007年11月03日 (土) | 編集 |
mixiでハンドルにオキニの名前を取り入れていたのですが、諸事情により変えてみました。別にクレームがあったワケじゃないよー、本人に話したら笑ってたよー(^_-)-☆

そんなワケで、その日の前日には東京オペラシティでスコダ爺さんのピアノリサイタルがあったので行ってきたのです。

2007年
10/31[水] 19:00
パウル・バドゥラ=スコダ ピアノリサイタル
東京オペラシティコンサートホール

[出演]
パウル・バドゥラ=スコダ(Pf)

[曲目]
・バルトーク:組曲op.14
・J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番変イ長調op.110
・シューベルト:ピアノソナタ第20番イ長調D.959



昨年も来日したので行ったのだが、昨年は出来心で行ったのにもかかわらずメチャクチャ感動したのである。(前半フォルテピアノ、後半モダンピアノという内容)

その時、来年80歳記念で来日する事が既に決定していたので、サイン会で「来年のお誕生日コンサートにも来ます!」と力強く宣言。街ちに待った一年ですた。

今回は1F6列目の左側ブロック通路側という、運指も見える絶好のポジション(でも、ピアノ弾かないから全く意味がない)。

80歳なのに見た目はおじいちゃんだが、全く衰えた様子がなくさっそうと登場。カックイイなぁ!

今回はプログラムが凄い。「バルトーク、バッハ、ベートーヴェン、シューベルト」って、いったいどんな選曲なんでしょうか?

一曲目のバルトークは会場に来た皆さんなじみの薄い曲のようで(ボクもそうだけど)、どこが終わりなんだか分からない様子でキョトン風の拍手。演奏はバルトークらしい陰りのある雰囲気と、ダイナミズムに溢れた素晴らしいものだったんだが、まぁ、そういう反応だよなぁ。

二曲目のバッハも素晴らしいのだが、これはボクが未熟なせいで、頭の中で音をチェンバロに変換させてしまった。やはり、バッハをモダンピアノで聴くのはやや違和感を感じる。一曲目のバルトークが、終わりがよく分からなくて拍手が散漫だったので、分かりやすい動作付きで弾き終えてくれたのがワロス。

三曲目のベートーヴェンがこれまたもう・・・熟練はしているが老人技とは思えない勢いで、ただただ感動。最終楽章は鬼気迫るものがあった。31番自体はそんなに耳に残らない曲だったのだが、こんなに感動するとは。

休憩を挟んで最後はシューベルトの20番。
この曲はアファナシエフのリサイタルで初めて聴いて、シューベルトらしい印象的なメロディと、やはりシューベルトらしいフレーズの繰り返しで、すぐに好きになった曲なんである。

ところがスコダさん、しみじみ感のかけらもなくどんどん弾き進んでしまう。アファナシエフの遅さは別格として、内田光子のCDより速い。

しかしテンポこそ速いのだが、微妙にフレーズの終わりに変化(タメを入れる感じ?)を付けて、曲に抑揚を出していく。すげーなー、どんどん引き込まれていってしまう。気がついたら、30分もある長い曲なのにアッという間に終わっていた。

アンコールでは同じくシューベルトの即興曲を演奏し(こっちはリラックスして聴けた)、終了。

終演後にロビーでサイン会があり、長蛇の列。幸い、前の方に並ぶ事ができた。係員の男性がかなり強引に進めるのでムカついた。

「昨年も来た、また会えて嬉しいです」とお約束の言葉を掛けると「私もだよ」とこれまたお約束の返事(笑)。モーツァルトのピアノ協奏曲のCDにサインして貰ったのだが、その時にブックレットに印刷してある楽譜を見て何やら言ってたのが聞き取れなかったのが悔やまれる。てゆーか、聞き取れても意味が分からなかっただろうがorz

最後に「See you next year!」と言うと、「Oh,next year!I hope.」と返しつつ、マネージャーらしき人に「『来年も』って言ってるよ」とアピールしてたので、来年もパウルさんが来たらそれはワタシの尽力のおかげだ。(ウソ。プロモーターの尽力のおかげです)

プロモーターの方、来年もよろしくね〜!



【N響も】ネヴィル・マリナーB定期【やればできる】
2007年10月30日 (火) | 編集 |
そういえば、先週行ったのに記録してなかったので書いておきますが、本体のNHKと同様、最近何かと評判の悪いNHK交響楽団。

そういえばといえば、N響ガイドにクレームの手紙を出したのに音沙汰無しだな。N響ガイドっていうか、NHKホールのクソ係員へのクレームなんだが(どちらかというと、N響ガイドの係員には迅速な手配をしてもらった)。

そんなワケでどっちにしてもNHKなのであまり期待していなかったのだが、あのネヴィル・マリナーが来るというので、チケットを取ってみたワケです。

すぐ売り切れちゃうB定期なのでどうかと思ったのだが、発売当日に問い合わせたのでなんとかS席をGET。でも、かなーり前のかなーり左寄り。今回も首が痛い。

ちなみに来年1月のブロムシュテットのB定期も取ったのだが、こちらはRAブロックのB席を購入。ブロムシュテットはA定期も取ってあるし、更にチョン・ミョンフンの2月のA定期も取ったワケだ。NHKに文句がある割には何かと世話になってやがるな、オレorz

10月25日 | 木 |
開場 6:20 PM 開演 7:00 PM サントリーホール
第1603回定期公演 Bプログラム

ベートーヴェン / ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ブラームス / 交響曲 第4番 ホ短調 作品98

指揮|ネヴィル・マリナー
ヴァイオリン|アラベラ・美歩・シュタインバッハー



さて、ネヴィル・マリナーだからチケットを取ったとはいえ、マリナーがそんなに好きかといえばそんな事もなく、単にネームバリューと、「もうお年だし」という最後の一花を見るために行ったのである。それでサヴァリッシュ見ておいて良かったなぁ、あのベト7は名演だったしなぁ。

サントリーホールでN響を聴くのは初めてだが、悪評高いNHKホールを脱して、どんな音を聴かせてくれることやら。

今回のコンマスは堀さん。相変わらずの無表情だが、チューングを終えて席に座った時に、ヴィオラの店村さんとニヤリとする所が唯一人間らしい。店村さんは好きなんだが、堀さんはなー、別におちゃらけろとは言わないけど。

一曲目がベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲なので、美歩と一緒にサー・ネヴィル登場。意外としっかりしているというか、80歳オーバーなのに全く衰えていない。サヴァリッシュと比べたら格段に元気だが、先日のプレヴィンと比べても元気だ。

指揮台に上り、椅子も用意せず立ったまま演奏開始。美歩とは孫ほど年が離れているのに、さすがに年季は感じさせつつも動きでは負けていない。

その美歩だが、ベトコンはN響では昨年ノリントン指揮の庄司タンの演奏で聴いているわけだが、全体的な出来では今回の美歩に軍配が上がろう。
昨年のノリントンはヴォーン・ウィリアムスは素晴らしかったが、ベトコンは庄司タンの空回り・・・てゆーか、N響冷めすぎっていうか。ソリスト単体では庄司タンに軍配を上げてもいいが、今回はオケも素晴らしかった。

ベトコン自体、ベートーヴェンにしては冗長で大した曲ではないと思うが(同じく長い曲でも、Symphony No.3「エロイカ」は素晴らしい)、音の厚みといい、芳醇さといい、ノンヴィヴラートの急先鋒であるノリントンと、オールドスタイルのマリナーと、指揮者が違うとこんなに違うものかと思い直した次第である。

美歩の出来も(庄司タンと比べるとどうかは別として)、最初は低域弦の扱いが粗っぽかったとはいえ、後半はノリが勝ってかなり良かった。この人、海外では「アラベラ・シュタインバッハー」で売っているのに、日本に来ると「美歩」を付けるのが戦略的すぎて気に入らないんだが。本人には関係のないことだけど。

後プロはブラ4。
そもそもボク的にブラームスの交響曲は「1番勢いは買う、2番まぁまぁ好き、3番わざとらしい、4番聴けたもんじゃない」という感じで低評価なのだが、これはなかなか。曲はともかく、演奏はなかなかだ。

音はぶ厚く、テンポは悠然としていながら弛緩なく、力強さに溢れていた。場所がサントリーホールとはいえ、NHKホール離れてこれだけの演奏が聴けるとは。

4番は、特に第3楽章の急激な華やかさがあざとすぎて大嫌いなのだが、この演奏では堅実にいくあまり華やかさに欠けていて、そういう意味ではブラームス好きな貴兄には物足りないかもしれない。しかし、ボクはそういう部分が嫌いなのでかえってフツーに聴けるという。演奏って不思議ですねw

宇野先生風に言えば「踏み外しがない」といえるワケだが、実際に巨匠とはいえ、ここまで巨匠然とした演奏が聴けるのも珍しい。「ベトコン好きじゃない、ブラ4嫌い」というプログラムだったのに、これだけ満足できたのも珍しい。

ただ、好みの演奏かというとそうでもないので、マリナーがまた来日したら行くかといえば、それはかなり微妙。これだけ満足させる演奏をしたのに、やっぱり演奏って不思議ですねw

【またまたバレボ】シェーンベルク「モーゼとアロン」【SKB】
2007年10月21日 (日) | 編集 |
バレンボイムの伝家の宝刀である「トリスタンとイゾルデ」も良いが、今回の来日の目玉はなんといっても「モーゼとアロン」なんである。今回観ておかないと、二度と観られないかもしれないしなぁ。

というワケで、2回も行っちゃったw
しかも、両方とも5階の席w
首、痛いw

シェーンベルク「モーゼとアロン」
東京文化会館
10月18日(木)19:00開演
10月20日(土)15:00開演

ダニエル・バレンボイム指揮
ベルリン国立歌劇場

演出・美術:ペーター・ムスバッハ
衣裳:アンドレア・シュミット=フッテラー
照明:フランツ・ペーター・ダヴィッド
合唱監督:エバハルト・フリードリッヒ

モーゼ:ジークフリート・フォーゲル
アロン:トーマス・モーザー
若い娘:カローラ・ヘーン
病人:ウタ・プリエフ
若い男:フロリアン・ホフマン
エフライム:ハンノ・ミューラー=ブラッハマン
僧:クリストフ・フィシェッサー

ベルリン・シュターツカペレ
ベルリン国立歌劇場合唱団



来日前の記者会見から引用(「シアターガイド」

 『モーゼとアロン』についてバレンボイムは「作品の有名無名の問題ではなく、私たちアーティストが大切だと思うものを、長い間をかけた信頼関係ができ上がっている日本の方々に観ていただきたい」と紹介。旧約聖書に書かれたユダヤ人の放浪を題材に「どこに行ってもアウトサイダーであり、アイデンティティーが見いだせないというユダヤ人の問題が描かれている」という宗教的大作だ。自身がイスラエル在住のユダヤ人であるバレンボイムは、イスラエルとアラブ諸国の音楽家を集めた“ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ”を指揮するなどの画期的な活動でも注目を集め、今月、国連平和大使にも任命されている。「平和のために必要なのは理解と尊敬」と語る彼の、信念の一角に触れることのできる演目と言えそうだ。

 また、主役の一人・モーゼ役の歌手が、シュプレッヒシュティンメという語りと歌唱の中間的な表現手法を用いるのも同作の特徴の一つで、「言葉の意味が希薄になっている今日、“言葉を大切に扱う”という意味でも大切な作品」。バレンボイムは「非常に力強い音楽」と、シェーンベルクを高く評価した上で、「自分にたくさんのものを与えてくれた。今後も多く取り組んでいきたい」と意欲を表した。



正直、「これは凄いことになりそうだ」という確信のない期待でチケットを入手したのだが、いやいや、これは凄いぞ。凄かったぞ。

事前にナクソスから出ているクルティッヒ指揮シュトゥットガルト州立管弦楽団のCDで予習してはみたものの、オペラは映像を伴わないとストーリーを追えないのでかなり辛い。シェーンベルクだけに「音だけ聴いて楽しむ」というのも、初心者であるボクには厳しいしなぁ。

それでもネットの各所で解説を探して、「はー、ほー、なるほど、フンフン」と分かったつもりで臨む。

NBSのページでどんな演出かもちょっとだけ伺いしれたが、実際に見るとみんな同じ「黒いスーツに黒いサングラス」というブルースブラザーズ(「マトリックス」という声も)ルックで、かなり異様。

CDだけだとなかなか馴染めなかった音楽も実際に動いている所を見ると必然に思えてくるから不思議。終わった後に思わずCDを聴き返しちゃったもんなぁ。

アロンが作った「黄金の仔牛」の偶像というのを見たかったので、それが「黄金の人間」に変わっている所は残念だったがストーリーには影響しないので、まぁいいのだろう。黒スーツにしたって実際の年代設定からは遠く離れているが、これをその時代のものと思われる演出にしてしまったら生々しすぎるかもしれない。

モーゼの「私には言葉が足りない!」のくだりが戦慄のカッコ良さで、思わず鳥肌総立ち。第3部は朗読もなく、第2部までで終わる。

第1部終了後の休憩時にどこかのオバハンが「こういうのはちょっとだけ聴けば良いわよね」とか言ってたのを耳にして思わず笑ったが、一般的にはそういう反応なのだろう(「ドン・ジョヴァンニ」の方に行けば良いのにね)。

しかし現代音楽好きな人にとっては垂唾の作品だけに、これだけの巨匠指揮者がこの演目を持ってきてくれた事は感謝感激。ユダヤの血がそうさせたか。なんで日本ではあまり評価が高くないのだろうか、バレンボイム。器用貧乏だからか?(ボクもバレンボイムはオペラ以外評価しないけどw)

10/20は全公演の最終日だったので、カーテンコール後に「祝・大成功!」という垂れ幕が下りてきて、更に鏡割りまで始まる始末。若干の失笑を含みつつも、それはそれで微笑ましくて会場も始めて大盛り上がり(笑)。あのストーリーでは盛り上がれないからなぁ。

失笑といえば一人「ブー」をしつこく叫んでいたヤツがいたみたいだが、何なのあの粘着wwwwwww



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吉原まで小一時間

  • Author:吉原まで小一時間
  • NO FUZOKU、NO LIFE!フーゾクDXと共に人生を歩んで小一時間。豊かなフーゾクライフをアナタに。



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